建設工事業情報ラボConstruction Business Information Lab

道路工事の種類と行う作業の内容とは

2022.03.09
分類:その他

道路工事といっても、新設工事・改良工事・修繕工事などいろいろと種類がありますが、道路工事は路上工事といわれる工事の1つです。

そこで、道路工事にはどのような種類があり、どのような作業を行うことになるのか説明していきます。

道路工事は路上工事の種類の1

道路工事は「路上工事」の1つといえますが、路上工事には道路工事以外にも「占用工事」、「承認工事」があります。

占用工事

占用工事とは、水道・ガス・下水道・電気・通信事業者などの占用事業者が行う工事を指しています。

道路に管や線など新しく設置する「新設工事」と、古くなった機材などを更新する「更新工事」などが該当します。

どの工事を行うときにも「道路占用許可」を取ることが必要です・

承認工事

承認工事とは、個人が道路管理者の承認を得ることにより行うことのできる工事です。

自己都合で行う工事のため、自費による「自費工事」と呼ばれることもあります。

承認工事の例として挙げられるのは、たとえば自宅敷地への自動車の出入りをスムーズにするため、歩道の段差を低くする工事などが挙げられるでしょう。

ガードレール撤去や街路樹の移設なども承認工事として行われることもあります。

 

道路工事の種類

道路工事とは、都道府県ごとの道路管理者が行う道路工事で、

・新設工事

・改良工事

・維持・修繕工事

3つに分けることができます。

新設工事

新しい道路を作るための工事が新設工事です。

改良工事

改良工事とは、高齢者や障がいを抱える方たちが安心して暮らすことのできるように、生活空間を整備したりバリアフリー化したりといった工事であり、たとえば狭くて車両が通りにくい道や見通しの悪い道などを改善させるための幅広工事などが含まれます。

維持・修繕工事

維持・修繕工事とは、老朽化した道路のアスファルトをメンテナンスする工事や、標識やガードレールなど新しく取り換える工事など、道路の維持・修繕を目的に行う工事です。

 

地震や水害などの対策も道路工事の一部

日本は地震による被害を受けやすいため、震災対策として橋梁を耐震化する工事が行われることもあれば、耐震性のある管に更新する工事なども行われます。

都市部などは台風などによる大雨で、下水管に大量の水が流れ込み水害が起きてしまうことも少なくないため、災害対策用の工事なども道路工事として行われています。