セメントで砕石や砂を結合させたコンクリートにより、床を平坦にする工事を土間コンクリート工事といいます。
たとえば駐車場やガソリンスタンドの床などのように、アスファルトで固めて舗装された道路とは異なりますが、どちらも平坦にするという意味では同じです。
ただ土間コンクリートの場合は、車の重さに耐えることができる耐久性の高さを利用して、門から玄関までのアプローチや駐車スペースに使われることが多いといえます。
他にも一軒家であれば、庭の一部の物干しを置くサービスヤード、建物の軒下の外壁周辺部などを建物に雨水が侵入しないよう土間コンクリートを施工することもあります。
土間コンクリートの仕上げ方法には次のような種類がありますので、どのようなメリットやデメリットがあるのか確認しておきましょう。
生コンクリートを流し入れ均等にし、コンクリート表面をコテで平らな面に仕上げる方法です。表面がつるつるとした状態になるので、ゴミやホコリなどをほうきで掃くことなどが容易になりますが、雨や雪の日などは滑りやすくなるので注意が必要です。
小手仕上げを行った後で刷毛により細かな模様を入れます。小手仕上げでは滑りやすいつるつるとした表面になりますが、刷毛引き仕上げであればザラザラとした表面になるので、雨や雪の日も滑りにくくなり安心です。ただ、溝にホコリなどが溜まりやすく、掃除しにくいのはデメリットといえるでしょう。
土間コンクリート工事により地面を完全に覆うことで、雑草を除去してもまた生えてくるという状態から解放されますので、除草に悩んでいるという場合にはよいでしょう。
また、車椅子を利用する方が家族にいる場合、凹凸のない状態のほうが移動はスムーズです。さらに雨の日には水たまりやぬかるみがなくなるので、玄関を汚さなくてもよい点もメリットといえます。
土間コンクリートは温度によって伸縮するので、均一に施工すると膨張したコンクリートが溢れひび割れなどが起きやすくなる点に注意しましょう。
万一コンクリートが膨張したときのため、その逃げ場になる伸縮目地という溝を設けておくことを忘れないようにしてください。
溝を上手くつかって芝生などの植栽や、レンガやタイルを使うといったこともできるので、デザインによって印象を変えることもできます。
土間コンクリートの施工にかかる費用は、コンクリートの厚さ、使用する素材、伸縮目地の有無、溝に用いる素材などにより変わりますし、作業に車両を使用する必要があるのかなどにもよります。