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物流管理リスクに対応できる保険とは?

2016.08.26
分類:その他

工場で生産した製品や輸入された商品などが輸送や保管という流れを経て、消費者の手元に届くまでの活動の全てを物流管理といいます。

 

 

物流における5つの機能

物流における管理の中で必要になるのは次の5つの部分で、消費者の手元にスムーズな流れで届けるためにはそれぞれを効率良く行っていく必要があります。

・物流の主要部分になるのは輸送作業で、常に止まらず流れを保つことが必要です。
・荷物の積み下ろし(荷役)作業も物流に含まれます。
・輸送や保管を行うために製品や商品を保護するためには包装作業が必要です。
・商品に値札を貼る作業や梱包作業など顧客ニーズにこたえていく流通加工作業も大切です。
・一定期間倉庫に商品を置いておき在庫として保管することが必要です。

これらの作業が効率良く行なわれることが物流のコスト削減につながっていきます。

物流管理の役割

物流管理の役割は、物流サービスを維持・向上すること、そしてローコストで物流を作り出していくことです。サービスを維持・向上するためには、商品を間違わないことや破損や欠品を出さないことが大切です。ローコストで物流を作りだすためには、在庫を持ちすぎないで運用することや作業ミスを防ぐことができるシステム化などが必要になります。

物流管理の基本

物流管理の基本は在庫量、入出庫量、輸送量、形状と個数を把握することが必要になります。これまでの作業時間の実績から次を予測しデータ化して管理することで倉庫内の作業を効率化できるでしょう。配送計画を立て、支持・運行などを管理していき、業務が効率的にできるような取り組みに繋げることも必要となります。また、運賃や物流費の計算、請求・支払などもしっかりと管理しておけば輸送コストの削減などの策を立てやすくなります。

物流管理に対応できる備えとして

物流管理には様々な作業が関係するため、どんなに注意しても事故が起こらないとも限りませんので万が一の備えとして保険に加入しておくと安心です。対応できる保険としてあげられるものは、例えば「物流総合保険」であれば国内における貨物の物流リスクを包括的に補償してくれます。

物流総合保険の特徴

所有する原材料・部品・製品・半製品などの加工・保管・輸送のリスクを補償してくれます。火災・風災・水災・爆発・破損・盗難など、偶発的な事故で生じた損害に対応してくれるので安心です。日本国内なら工場で加工している時や保管している時、輸送中などいずれの場合でも補償されます。


物流総合保険の加入を検討する際の注意点

ただし輸送中のみの補償で加入することはできますが、加工や保管中に限定することはできず保管場所や加工工場を特定する必要がありますので注意しましょう。加入の際の条件はあるものの、臨時費用保険金や残存物取片付け費用、検査費用保険金などに対応してくれますので安心です。