建設業の現場作業員の手抜き工事は後で大変なトラブルに?

建設現場で作業を行う作業員の中には、自分の行為が後で建物のエンドユーザーに大きな迷惑をかけてしまうと考えずに手抜き工事を行う人もいます。
しかし手抜き工事はあってはならないことであり、現場監督に監視の目を光らせてもらうことが重要になるでしょう。
どのような手抜き工事が行われることがある?
例えばマンションの屋上などで見られる手抜き工事は、本来露出部には使用しないシーリング材を使っているケースなどです。屋上を見るのは管理人や点検業者くらいなので、あまり気に留められることがないというのも手抜き工事が起きやすい要因となっている可能性があります。
コスト削減を目的としているというより、パラペットなどによりウレタン部と露出部を打ち分けることに手間が掛かる事が理由と考えられるでしょう。
手抜き工事を行う原因は手間が理由ではないケースもある
屋上に手抜き工事があると、廊下などで漏水が起きる可能性が出てしまいます。そのためしっかりと作業を行う必要があると言えるでしょう。
しかし中には、不足が生じていることで、手抜き工事をせざるを得ないケースもあるようです。不足が生じた部分として、ウレタンの膜圧を確保するシート、またはサッシ廻りのシーリングなどが挙げられますが、このちょっとした部分の少しの不足が漏水などを起こし、住む人にとって大きな問題になる可能性があると理解しておきましょう。
工事における規定は守ることが原則!
建築工事を行うにおいては、シートは立ち上がりから何cmという規定や、シーリングをどこまで入れる必要があるのかといった様々な規定をクリアして行く必要があります。
規定どおりに行わなくてもそれほど大きな問題にならないのでは?と思えるような部分もあるかもしれませんが、問題が置きたい時に判断の基準になるため守ることが必要です。
規定どおりに工事が行われずトラブルが発生すれば、手抜き工事で責任を問われる可能性が出てくると考えておきましょう。
中には現場から脱走する作業員まで?
工期や納期というのは費用面でもシビアな問題となります。日程が延びれば、その分費用がかさみ百万円単位で負担が増えるというケースもあるからです。
しかし、中には計画通りに作業が進まないということもあり、なんとか期限を守ろうと現場が多忙な状態になっているのにもかかわらず、現場から抜け出す作業員などもいるようです。
・点呼後に抜け出すとんでもない作業員に注意!
仕事を始める前には点呼など行うことが一般的ですが、抜け出すのは点呼が終わった後なので周囲も気が付かなかったというケースも出てくる可能性があります。
作業が遅延していると忙しさのあまり、本当に作業員が作業しているのかまで確認できなくなるかもしれませんが、し人材不足が生じている上に、脱走する作業員がいれば他の作業員の負担は増すばかりです。
建物には影響はなくても、このような作業員の悪行などもしっかり監視していくことが必要だと言えるでしょう。