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建設作業の現場で行う必要のある安全管理とは?

2018.06.05
分類:その他
工事現場を囲うシートの真ん中や、柵のポール、ヘルメットなど、至る部分に「安全第一」という文字が掲示されていますが、建設現場には大型建設機械が出入りを行いますので、取扱いによる事故が起きる事もあれば、高所作業からの転落、クレーンからの重量物落下といった事故なども発生しています。 危険が伴う就業環境の中で、労災事故が起きないように安全管理を行い、適切な業務を行う事が求められています。

ルールに沿った適切な作業を行う事

なお、「安全第一」の文字を掲載する事は、現場監督が安全管理をしっかりと行っている証拠と言えます。 建設業界全体での安全管理には、落下物などの危険性があるため上下作業は禁止されていますし、吊り荷落下事故が起きないように吊り荷の下の人払い、墜落時の命綱として高所作業時の安全帯を使用するといった事もルールとして設けられています。 これらの作業が適切に行われているか。現場監督が繰り返し確認していく事も重要であると言えるでしょう。

不安全な設備は排除する事が必要

例えば強風が吹いている、季節によっては雨や雪など現場の状況は色々です。また、作業を行うのが工場、ビル、道路、橋など、場所によって異なりますし、更地と高層階など同じ場所でも高さによる違いもあります。 建設現場において作業を行う場合、もしかしたら事故が起きるかもしれないと考えて安全確認を行う事が重要です。その場所やタイミングにおいての危険を察知して、適した安全対策を講じていく事が求められるでしょう。 小さな危険を大きく目立たせる事も、事故予防のために重要な取り組みです。

人がうっかり起こす事故もある

手慣れた作業でこのくらいなら大丈夫だろうという過信や不注意が大きな事故に繋がる事もあります。そこで、危険予知活動を毎朝の朝礼時に行い、行う作業においての危険を事前に想定して発生しないようにするための行動について意識してもらう様にしましょう。 現場に携わる一人ひとりが安全に対して強く意識を持つ事が必要ですので、真夏であれば熱中症予防のために体調不良に気を配り、水分補給を欠かさない事。 強風の日であれば資材や建材などの飛散対策を講じ、豪雨などであれば工事を中止するといった適切な判断が必要です。

労災事故を起こさないために安全管理は重要

労災事故が起きてしまうと、本人とその家族が最も辛い思いをする事になりますので、現場に係る全ての人が安全に作業を行う事を意識する事を実践していきましょう。