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重機は建設リースの代表?購入するより借りたほうがお得?

2018.11.22
分類:その他
会社の規模が小さい場合、現場用の重機を自社で揃えることは予算的に厳しいという場合もあるでしょう。 購入すると高額な資金が必要になる重機などは、建設リースの代表と言えるほどリースで利用されることが多くなっています。

なぜリースのほうがお得?

リースとは、必要な機械を一定期間借りることができる仕組みですが、重機は1台につき何百万円から何千万円という高額な資金が必要になります。 建設現場で使う重機は、すべて同じ種類のものとは限りません。油圧ショベルを例に挙げても、小さなものから大きなもの、キャタピラーの有無、燃費性、クレーン仕様かどうかなど、どの種類のものを使うのかは現場によって異なります。 しかし、現場ごとにそれぞれの重機を揃えようとすると、莫大な費用がかかり、会社で保管することもできなくなってしまいます。 そこで、リースを利用することによって購入費用を抑え、新型で性能のよい機械を使うことができるようになります。現場での作業も効率化できるはずなので、経済的なメリットが高まると言えるでしょう。

リース費用は損金計上が可能

重機をリースした場合、購入資金は必要なくなります。そのため、銀行からの借入枠や自己資金を他に転用することができますし、担保も必要なく利用できます。 仮に重機を購入すれば固定資産を所有することになるので、償却資産税などもかかってきます。さらに資産管理事務が発生するなど、手間や費用の負担が増えてしまいがちです。 しかし、リースなら費用はリース期間中一定で、全て経費として処理することができますので、節税対策にもつながると言えます。

ただしあくまでも借りるという形

ただし、重機をリースするということは、あくまでも借りるということです。毎月リース料金を支払っても、費用を負担した重機は自社のものになることはありません。 冬場など、重機を借りたいというタイミングは他社も同じなので、リースの申し込みが集中して希望する重機を借りることができないという場合も出てくるかもしれません。 このようなデメリットもあると知っておく必要があります。

リースならいつも新しいものを使うことができる

しかし、購入した場合には同じ重機を使い続けることになるので、最新の重機を購入したとしても数年たてば古くなってしまい、老朽化するたびに買い替えるのも費用負担が重くなります。 リースを利用することで、このような購入にかかるリスクを回避でき、維持管理費を縮減させたり、メンテナンスにかかる人件費なども削減できる部分は出てくるはずです。 無駄な生産や廃棄を抑えることにも繋がるので、借りるという形でも購入するよりメリットに繋がる部分はあると理解しておきましょう。