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建設現場に掲げる安全標語の作成のポイントとは?

2019.02.12
分類:その他
危険が多い建設現場などでは、安全標語が掲げられていることも多いはずです。 他の業種より作業の内容に危険を伴いやすく、労災が発生する件数も多い建設業では、常に作業員が安全に作業することを意識して心掛けることができる対策が求められます。 そこで、安全標語を建設現場に掲げておき、どのような時に注意が必要なのか、ちょっとしたミスが大きな事故に繋がる危険性などを目に入りやすくしておきましょう。

安全標語を掲げる際には目的を明確に

安全標語を掲げる目的は、常に安全を守ることですが、例えば建設現場で高所による作業を行う場合、転落や落下による事故に注意することが必要です。 重機を使用して作業を行う場合には、操作ミスに注意しなければなりません。資材が重なっている場所では、崩壊や倒壊による事故などが起きる可能性も考えられます。 建設現場で起きる可能性のある事故などを防ぐために、何が必要なのかを安全標語として掲げると、作業員も意識して行動しやすくなるでしょう。 特に、普段から慣れた作業を行っている場合、これくらいは大丈夫という気の緩みが生じがちです。しかし慣れから発生する事故もありますので、一旦、気を引き締めるためにも注意喚起できる標語を考えてみてください。

安全標語を作成する際のポイント

安全標語に掲げる目的を明確にさせたら、次にその目的を理解しやすいワードを考えてみましょう。 例えば転落事故の注意を促すために安全標語を掲げるのなら、高所作業、安全帯、転落、油断、慣れ、気の緩みなどいろいろなワードが挙げられます。それらを上手く組み合わせて、見た瞬間に安全を意識できる言葉を考えてみましょう。 言葉の順番を替えてみたり、時には命令文にしてもよいかもしれません。響きが良ければ標語自体の見た目も良くなりますし、頭に残りやすくなるはずです。

初心者とベテラン、どちらにも注意を促す効果大

作業員の中でも、長く仕事を続けているベテランになるほど、基本的な安全確認など怠りやすくなります。しかし、今までが大丈夫だったから、今回も大丈夫とは限りません。け説現場において、少しの不注意やミスが大事故に繋がることは多く、しっかり安全確認を行っていればと後悔することになりかねないのです。 初心者はもちろんのこと、ベテランの作業員に対しても、安全標語を掲げることで安全意識を高めることに繋げることができますので、頭や耳に残りやすい安全標語を考え、現場に掲げておきましょう。