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建設業界で役立つ国家資格の種類とその内容とは?

2019.09.03
分類:その他
建設業界で役立つ様々な国家資格。種類が多く、どの資格を取得するべきかわからないという方もいるかもしれません。 そこで、建設業界にはどのような種類の国家資格があるのか、その仕事内容などをご説明します。

電気工事施工管理技士

電気工事の施工・工事計画や施工図の作成、さらに工程や品質・安全管理など、施工の際の管理を行うための資格です。 資格試験に合格し、講習と試験を通過することで監理技術者の認定を受けることが可能です。公共工事に必ず従事しなければならない建設業界の場合、欠かすことはできない資格といえるでしょう。

土木施工管理技士

1級と2級に分かれており、1級の場合は、河川や道路、橋梁、港湾、鉄道、上下水道などの土木工事で、主任技術者や監理技術者として施工計画を作成し、現場の工程・安全などに加え。施工に必要な技術上の管理なども行います。 2級は土木、鋼構造物塗装、薬液注入に分かれますが、土木工事では主任技術者として施工計画を作成し、工程や安全、技術上の管理などを行います。 公共工事では主任技術者や監理技術者になる上で必要な資格であり、都道府県市町村の災害復旧担当官に任命されることもあります。 東日本大震災が起きてからは、除染や造成などの復興工事で急激に重要が高まっている資格といえるでしょう。 また、施工管理技士は陸上自衛隊の施設科で3尉以上の幹部自衛官になる上で必要とされていますし、学士を持たなくても土木研究で大学院に入学資格審査を受けることができるといったメリットもあります。さらに資格を保有していると社会保険労務士の受験資格を得ることができます。

建設機械施工技士

建設現場で建設機械施工に関する運転操作や、監理技術者や主任技術者として現場の施工管理を行う責任者を認定する国家資格です。 て施工管理試験の中では最も古い資格であり、1級と2級に分かれます。1級の資格を保有していると、社会保険労務士の受験資格を得ることになります。 1級建設機械施工技士は、建設機械を用いた施工での指導・監督的業務が主となり、2級は機械を用いた施工での運転・施工業務に携わり、さらに運転技術者や現場の主任技術者として施工管理を行います。

管工事施工管理技士

建設業のうち冷暖房設備工事、空調設備・給排水設備、ダクト工事、ガス配管工事、浄化槽工事、衛生設備工事などの管工事で、施工計画の作成や図面の作成、工程や品質・安全の管理などを業務として行います。 1級管工事施工管理技士の資格を保有していると、2年の実務経験があれば建築設備士試験の受験資格を得ることができますし、1級と2級どちらも社会保険労務士の受験資格を与えられます。