建設業界で取得することをおすすめしたい資格とは?
建設業界の中でも、土木の資格は作業員として現場で働きながら取得することも可能ですが、実際にどのような資格がおすすめなのかわからない方もいることでしょう。
土木資格の中には現場での実務経験を必要とするものもあるため、働いたことがなければ取得できない資格もある点に注意してください。
単に土木作業員として働くのなら特に資格は必要なくても、資格を保有していないことでキャリアアップにつながらず、収入や現場での立場に不満を抱え離職してしまう可能性も出てきます。
そこで、現場で働きながら取得できる資格をご紹介しますので、取得を目指してもらうことをおすすめします。
技術士(建設部門)
建設業界の中でも土木関連のおすすめ資格として挙げられるのは、公共工事入札でも有利になる「技術士(建設部門)」です。公共工事の入札においては、技術士1人ごとに5点の評価点が加算されます。
技術士は21部門に分けられますが、建設部門は土木工事や建設工事の仕事なので、技術調査・設計・工事監理など、監理業務を担当したい方にもおすすめです。
いずれは建設コンサルタント会社で働くきたい、独立してコンサルタント会社を経営したいという方にもぴったりです。
技術士(総合技術管理部門)
同じ技術士でも「技術士(総合技術管理部門)」の場合、プロジェクトに関係する発注元・外注先・顧客など、全体の管理を行うことが主な仕事となります。そのため技術的な課題や問題を把握し、解決する能力があることを示すことができる資格といえるでしょう。
そのため技術士(総合技術管理部門)の資格を取得すれば、プロジェクトリーダーとして活躍することができますし、将来を見通した見方や考え方ができる方におすすめの資格です。常に幅広い視野から総合的に判断する能力を身につけたいという方にもぴったりです。
土木施工管理士
「土木施工管理士」には1級と2級がありますが、まずは2級土木施工管理士の資格を取得すれば、土木工事現場では主任技術者として責任ある立場を担当することができます。
土木工事現場の主任技術者は、施工計画作成・工程管理・品質確保など、管理・指導といった監督業務が仕事となります。
そして1級土木施工管理技士を取得した場合には、土木工事現場で監理技術者になることができます。
監理技術者は現場で安全管理・品質管理・工程管理などを行う責任ある立場なので、キャリアアップしたい方にはぴったりです。