運送業で働きたい求職者は、履歴書に「職務経歴書」を添えて応募書類として提出することになりますが、実際にどのような内容を記載すればよいかわからないということもあるでしょう。
そこで、運送業に転職する方が提出する職務経歴書について説明していきます。
「職務経歴書」とは、これまでの業務経験や能力などを記載するための書類で、履歴書には書ききれないことでも詳しく記すことができます。
応募する運送会社が求めている人材としてふさわしい人材か、募集内容にあった業務経験や資格を保有しているか確認するために提出を求められます。
採用担当が選考する場合には、求める能力や資格を保有しているか、ただ資格があるだけでなく経験は豊富なのかなど、求める人材か判断する材料となる書類です。
そのためこれまでの仕事や習得し積み上げてきた実績などを細かく記載することで、より採用担当にアピールできます。
運送会社での仕事は業種により異なるものの、たとえばドライバーとして働く人材を求めている場合には、次の資格保有者を希望することが多いでしょう。
・普通自動車免許
・準中型免許
・中型免許
・大型免許
・けん引免許
・運行管理者
・運行管理補助者
・整備管理者
・倉庫管理主任者
・危険物取扱者
・フォークリフト
・クレーン運転士
・移動式クレーン運転士
これらの資格がないと運送業で働けないわけではありませんが、保有していればよいアピール材料にはなります。
運送会社が応募者から提出された職務経歴書を確認するとき、主にポイントを重視している傾向が高いといえます。
【中】慎重さ
運送業でドライバーとして働くのであれば、指定された時間や届け先などのミスがなく行動することが必要です。
たとえば事前にルートや届け先を確認するといった慎重さも求められます。
特にドライバーは交通事故やトラブルが起きないように車両の点検も必要となるため、慎重に行動できることは重視されるといえるでしょう。
【中】真面目さ
ドライバーは直接顧客と接することになるため、運送会社の顔となる存在です。
そのため取引先などに失礼のないように、真面目に仕事に取り組む姿勢や意識については重視されるでしょう。
【中】経験の有無
ドライバーとして働いていた経験がある場合など、たとえば扱っていた荷物の内容や、運転できるトラックの種類などは重視されます。
未経験者でも事故歴などがなく、安全運転を行っていたことやコミュニケーション能力を活かした仕事に就いていた場合には、ポイントが上がるといえます。