短距離トラックドライバーとは、市内や街中など限られたエリアで、荷物を輸送するトラックの運転手です。
地域密着で限定された範囲での配送担当となるため、エリア内を往復するなど短い距離を走ることになります。
そこで、ビジネス街や住宅街などの街中で小型トラックを使い荷物を配送する短距離ドライバーについて、必要な資格や高まるニーズを紹介します。
「短距離トラックドライバー」とは、ビジネス街や住宅地などの半径50~200キロ以内の範囲で、複数の届け先を周り荷物の輸送を行うドライバーです。
限られたエリアで輸送を担当するため、短距離トラックドライバーには以下の特徴があります。
・移動距離が短く運転時間は5時間程度
・荷物の積み下ろし作業が多い
・会社や一般家庭などに届けるため早朝・深夜帯の稼働はない
・人と関わる機会が多い
短距離トラックドライバーに必要な資格は、普通免許です。
普通免許があれば、車両総重量3.5トン未満の普通自動車を運転できます。
ただ、中型免許があれば車両総重量11トン未満の中型自動車まで運転できるため、取得しておくとよいでしょう。
大型免許は長距離トラックドライバーになる場合に必要なため、短距離ドライバーであれば必要とされないことがほとんどですが、取得していればドライバーの選択肢が広がります。
積み降ろし作業が必要なときはフォークリフト免許も取得しておくことで、より高収入も期待できます。
短距離よりは中距離や長距離のほうが、収入も高くなるため、大型免許取得後に長距離ドライバーへの転身なども検討の視野にいれるとよいでしょう。
短距離トラックドライバーは、ニーズの高い職種といえます。
距離に関係なく慢性的に不足しているものの、ECサイト利用者の増加で小口配送などが増えています。
需要は拡大しているのに現場で働くドライバーは増えないことや、既存ドライバーも高齢化が進んでいるため、需要に対する供給が追いついていません。
短距離度ラックドライバーであればトラックを運転する時間も5時間程度で短く、中距離や長距離のドライバーの業務の大半が運転になるのに対し、荷降ろしや配達がメインとなります。
そのため身体的な負担を軽減させて運送業で働きたい方にはおすすめです。