近年ではYouTubeなどを筆頭に、マーケティング手法に「動画」が活用されることが多くなりました。
物流業界でも注目している企業は少なくない状況で、そもそも動画の視聴はテレビを観ることと同じように、日常生活の一部になるほど浸透しています。
そのため動画マーケティングに取り組むことを考えている物流会社や運送会社も急増しているようです。
しかし動画マーケティングがいくら重要だとわかっていても、そもそも何から始めるべきかわからない経営者も少なくありません。
動画マーケティングの目的は、会社の認知度をアップさせること、自社のサービスを紹介すること、ブランディングなどいろいろといえます。
実際に動画マーケティングを実施した例としては、たとえば社内YouTuberがYouTubeを使い会社PRを行ったことによって、半年間広告費をかけず人員を確保できたというケースもあるようです。
他にもYouTubeに動画を定期的に投稿することによって、月に数名応募が発生したという例や、中小の物流会社なのに1か月動画をアップしたら再生回数が5万にまでのぼり知名度が高まったというケースもあります。
しかし単に動画を作成しYouTube上に投稿すればよいわけではなく、適切な方法で動画を作成することが求められるといえるでしょう。
実際、動画広告の市場規模拡大の勢いは増していますが、その理由として映像や動画は文字情報の5千倍の情報発信力があるといわれているからです。
顧客に対する訴求力は抜群であり、さらにGoogleの検索エンジンにおいてもホームページ上の文字コンテンツよりYouTube上の動画コンテンツを、SEO効果として50倍以上も優遇しているともいわれています。
そのためYouTubeなど、動画サイトを活用することはインターネット上で効率よく集客・販路拡大につながる上に、不足しがちな人材確保にもつながると考えられます。
時代は変わり、1人1台、多い人は数台のスマホを保持しています。
インターネットにおける検索も、パソコンではなくスマホが主役といえますが、実際にGoogle検索数もスマホのほうがパソコンより多いというデータもあるようです。
インターネットの利用環境においても、パソコンのみという方は1割にも満たず、半数近い方がスマホのみという割合です。
さらにブラウザ検索時代は終わり、アプリ活用ユーザーと接触することが必要と考えられるため、YouTubeの視聴者に自社をアピールできる動画を作成することは広告活動につながるといえます。
YouTubeは現実を伝えやすく、古い動画でも価値があると判断されれば何度でも話題になります。シェアされやすく、親しみを感じてもらいやすいことも特徴です。
1分間の動画が伝える情報量は180万語であり、3千600のWebページにも匹敵すると考えられます。
そのためにも魅力的な動画を作成できるよう、見つけてもらえる、知ってもらえる、覚えてもらえる、そして信用を得てファンになってもらえるように対策を検討していきましょう。