物流・運送業界は現在人手不足であることが深刻化していますが、職場の環境整備を行うことでその問題も解消される可能性があります。
職場の環境整備とは働く方たちが仕事しやすい状態に整えることですが、それによりミスが減少し職場間でのコミュニケーションも図れるなどいろいろなメリットがあります。
物流現場には欠かすことのできない取り組みですので、もしまだ職場の環境整備ができていないなら今からでもはじめましょう。
物流企業の中でも冷凍食品や冷蔵食品に特化している場合には、清潔さを保つために社員やパートなど関係なく、従業員でしっかり床や蛍光灯・換気扇を磨くことを心掛けてみてはいかがでしょう。
保管している顧客の商品がいつもきれいな状態を保つことができるように、倉庫の床やトイレなど汚れやすいところはいつもきれいにしておくことが大切です。
特に冷凍食品や冷蔵食品に特化していれば、24時間稼働していることになるのでグループごとに決められた場所と時間を共通の道具で行うといった工夫を行います。
そして環境整備を行っている最中は、同じグループのメンバーとコミュニケーションの場にもなるでしょう。
職場の環境整備を行うなら、まずは必要なものとそうでないものを明確に分けて、使わないものは捨てましょう。
そして必要なものは置き場を決め、名前を表示して管理します。数字や色、マーク、記号などで分けておくと誰が見てもわかる仕組みを作ることができます。
そして毎日全体を磨くのは大変なので、日々ここだけは念入りに磨ききれいにする場所を決めておき、計画的に職場内をきれいにします。
月に一度は点検をするタイミングを決め、担当者が現場を回って確認しておきましょう。
チェックする項目を決め、満点を取れていなければ3日以内に達成できていなかった部分を改善します。
特に上の立場の方が点検を行うことで、現場もしっかり環境整備を行わなければならないと意識を高めることができますし、整備ができていないことで起きる事故を防ぐこともできます。
また、点検により一定期間で一定点数以上を取得すれば特典を設けるなど行えば、モチベーションも上がりいつも環境整備の行き届いた職場づくりができます。
他にもいろいろな取り組み方法はありますので、まずは実行できることから始めてみてはいかがでしょう。