荷物を預かり目的地まで届けることが仕事の配送業者ですが、日本では宅配大手といわれる企業が3つあります。
その3社とは、
・ヤマト運輸
・佐川急便
・日本郵便
であり、誰もが知る宅配大手企業です。
そこで、国内シェアトップといわれる宅配大手企業3社について、どのようなサービスを提供しているのか、その魅力や特徴について紹介していきます。
宅配大手3社による2021年度の取扱荷物数は、前年度の20年度と比べると2.1%増の46億8719万個で過去最高になっています。
ECサイトの荷物増加による影響が大きいといえますが、宅配大手3社の特徴について詳しく説明していきます。
宅配業者国内シェアトップであり、幅広いサービスを展開している「ヤマト運輸」は、「クロネコヤマト」でお馴染みの宅配大手企業です。
令和2年度の宅配便取扱個数の国内シェア割合は43.8%で、2位の佐川急便(28.2%)と大きな差をつけています。
国内に複数の配送拠点があり、業界トップクラスといえる配達スピードで荷物を運ぶことができます。
さらに配送ニーズに対応できるように、たとえば小さな荷物は「宅急便コンパクト」、冷蔵や冷凍商品は「クール宅急便」などニーズに応じたサービス展開もポイントといえるでしょう。
佐川急便は「飛脚宅配便」と青いユニフォームが代名詞の宅配大手で、ヤマト運輸と同じく様々な配送サービスを提供しています。
業界トップクラスの配送規格に対応する「飛脚ラージサイズ宅配便」や、衣類をハンガーにかけたままで発送できる「飛脚ハンガー便」なども魅力といえるでしょう。
日本郵便が展開する「ゆうパック」は、日本全国どの郵便局からでも配送の依頼ができることが特徴です。
また、CDやDVDなど小型の荷物を安く送ることのできる「ゆうメール」なども多く利用されています。
国内シェアで2.9%の割合を占める福山通運は、「フクツー宅配便」といったサービスを展開してます。
2.2%を占める西濃運輸も、集荷からお届けまで一貫して行う「カンガルー特急便」などがあります。
どちらも法人向け配送が得意であるため、一般的な宅配シェア割合は高くないものの、様々な宅配サービスがいろいろな企業で展開されているといえるでしょう。