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物流倉庫で行われる荷受けなどの倉庫業務の内容とは?

2019.12.03
分類:その他

送り主から荷物が届いた状態を荷受けといいますが、倉庫業務の1つです。

倉庫業務では、商品や製品などの受け入れ、出荷することとなりますが、荷受けに関係する業務には倉庫への入庫などを行う荷役、入庫した商品の検品、さらに倉庫の保管場所に移動することなど入庫業務があります。

そして、入庫業務で保管した商品を出荷する際には、どの商品を出荷するか選び取るピッキング、出荷荷物と伝票が合っているか検品を行い、荷造りする梱包、貨物を積み込む荷役といった出庫業務を行うこととなります。

倉庫内でこれらの作業を行う場合には、作業員を専任者として分担し配置することが多いようですが、小規模の倉庫なら同じ作業員がどちらの業務も担うこともあるようです。

倉庫業務を行う作業員の1日の流れ

どのような倉庫業務を行うかはそれぞれ異なりますが、一般的な荷受けと出荷をそれぞれの作業員が担当する場合、同じ作業を1日に渡って行い続けることとなるでしょう。

ただ、どちらの作業も同じ作業員が行う場合には、午前中に出荷する商品のピッキングや検品、梱包、荷役作業を行い、午後にも出荷作業を続け、それが終わり次第、荷受け作業に取り掛かるといった形のようです。

配送業者の集荷は夕方までであることが一般的ですので、倉庫でも出荷作業を先に行い、夕方の集荷時間までに作業が終わってからその日に入荷した商品に対する荷受け業務を行うほうか効率的に作業を進めることができるでしょう。

 

倉庫業務を行う作業員に求められること

コンテナから運び出した荷物を仕分けし、倉庫内での搬送や、在庫の管理、保管している商品の整理や棚卸表の作成など、倉庫業務で行うことは多岐に渡ります。

また、扱う商品もアパレルや日用品、雑貨、食品など色々ですし、物の重さや大きさなども色々です。

そのため、どうすれば商品が見やすいのか、どの配置が扱いやすいのか判断するといった管理能力が求められるでしょう。

入出荷処理や在庫管理など、ミスが発生してはならない業務も多いので、集中力や注意力を欠かさないような環境整備が必要です。

 

繁忙期の労働時間にも注意が必要

また、倉庫業務には取り扱う商品のニーズにより、繁忙期と閑散期があります。仕事量が時期によって異なる場合も多々あるため、業務を担当する作業員が繁忙期などに残業などに耐えることができるのかも重要ですが、法定内の残業時間を超えない労働時間におさめることができる調整を行うことが必要です。