運送・物流業で必須アイテムとなる手袋の選び方
運送・物流業では、重さのある荷物を持つことや、細かい部品などを掴むことなどが多く、その際、手袋が必需品となります。
安全に物を運んだり作業を行うには、スベリ止め効果のある手袋など、用途に応じた特徴のある手袋を着用することが望ましいといえるでしょう。
そこで、シーンに応じてどのような手袋を選ぶとよいのかご説明します。
ピッキング作業によい手袋
倉庫などで行うピッキング作業の際には、細かい手作業が必要となりますので、小さなものもしっかり掴むことができるグリップ力とフィット感がある手袋を着用するようにしましょう。
手のひらに発泡ポリウレタンがコーティングされたタイプなどであれば、スベリ止め効果はもちろんのこと、通気性も高く快適に作業ができます。
機械を操作する際に適した手袋
レバーなどをしっかりと掴むためには、スベリ止め効果のある手袋を着用するようにしましょう。
指股が浮きにくいデザインのものを選び、しっかり指先までフィット感のあるものがよいといえます。また、機械操作の際に手が滑ることのないよう、手のひらに特殊スベリ止めパターンなどが施されているものが望ましいでしょう。
運搬作業に適した手袋
天然ゴムが手のひらにコーティングされた手袋などであれば、高いスベリ止め効果を発揮するため重さのある荷物でもしっかり持ち上げることが可能となります。
長時間の作業でも疲れにくいタイプのものを選ぶようにしましょう。
冷凍倉庫内作業に適した手袋
低温下で作業を行うことになりますので、冷気から手を守ってくれる防寒タイプのものがおすすめです。
内部には起毛させたパイル地が施されているなど、保温性もありながら薄く軽量のものであれば、作業に支障をきたすこともなく、防水性能で冷たい水などから手をしっかり守ってくれるでしょう。
精密機器の取り扱いによい手袋
静電気に敏感な精密機器などの場合、静電気対策用の手袋を着用しましょう。
静電気対策手袋は導電糸で編み上げてつくられたものと、導電性能をプラスしたポリウレタンがコーティングされたものなどがあります。
作業中に発生する摩擦や接触などで帯電を防いでくれますし、手袋からホコリや糸くずなどが発生しにくいので精密機器などを扱うにはぴったりです。
シーンや場所に適した手袋選びを
このように手袋にも色々な種類がありますので、多岐に渡る作業を行う運送・物流業ではそれぞれのシーンや場所に応じてぴったり合うものを選ぶことが必要になるでしょう。