運送物流業情報ラボTransportation Logistics Information Lab

運送会社が行っている荷物の梱包サービスは大手のみ対応が可能?

2020.06.11
分類:その他
引っ越しの際には、ベッドやソファ、テレビやパソコンなど、家具や家電製品をそれぞれ梱包する作業は面倒と感じるものです。 しかしヤマト運輸などの運送会社では、「らくらく家財宅急便」などの名称で、家具や家電1つから他の商品と混載輸送するサービスを提供しています。 電話一本で自宅まで荷物を引き取りに伺ってくれるだけでなく、梱包も引き受け届けてくれるのでとても便利と評判です。 特に重たい荷物などの梱包が難しい女性や高齢の方などにはニーズの高いサービスであるといえるでしょう。

中小の運送業者でも梱包サービスは可能

このような梱包サービスや大手運送会社に限ったことではなく、中小の運送業者などでも展開されています。 重量物や形状が特殊である場合には、木枠などを使って補強梱包し配送可能な状態にするというものです。 特に気を遣う陶器や彫刻、絵画といった美術品などもしっかり補強梱包するので、運送中の衝撃や揺れなどからしっかり守る形をとっています。 さらに商品価値を低下させたり性能を維持したりするため、メタラップやエアキャップ、ビニールなどでも包装を行うという配慮も行っているようです。

梱包サービスを提供するために

大きさの異なる品物でも、複数をまとめて同じ目的地の送ることにより、配送、仕分け、検品などを効率化させ配送ミスや紛失を防ぐことが可能です。 同じ大きさの複数個のダンボールを配送する場合なども配送をシステム化すればよいですが、荷重によって潰れてしまうことを防ぐためには高さや大きさ、容積の梱包ユニットを自在に作成しながら対応することが必要となるでしょう。

自分で梱包してもらう際にお願いしたいことは?

ダンボールなど梱包資材は大切な荷物が破損してしまうことを防ぐために必要ですが、新聞紙などの緩衝材でダンボール内の隙間を埋め破損を防ぐことも大切なことです。 ダンボールの中に隙間ができてしまうと、運送の差異に荷物同士がぶつかり合って破損などを起こす可能性もあるので、収納したものが動かないように新聞紙やエアキャップ、タオルなどでしっかりと隙間を埋めることをお願いするようにしましょう。 そしてダンボールを組み立てる時には底抜けを防ぐため、箱の縦横にガムテープなどを貼るなど強度を高める工夫を行いましょう。さらに箱の左右と中央にもガムテープなどを貼っておけば、より箱の強度が増します。 重いものはできるだけ小さい箱に収納し、重いものは下、軽いものは上に詰めていきます。