運送物流業情報ラボTransportation Logistics Information Lab

運送会社が新規顧客を獲得するためのセールス方法

2022.07.20
分類:経営

EC市場の急速な成長によってオンラインショッピング需要は拡大し、配送も主に個人向けのものが増えています。

ただ、顧客のほとんどが法人など企業である運送会社でも、競争相手が多く存在する状況に変わりはなく、新規顧客獲得に向けたセールス方法を戦略として検討する必要があります。

しかし運送業のドライバーなどは慢性的な人手不足の状態のため、新規営業にまで手が回らないといった運送会社なども少なくありません。

少ない人員の中で効率的に新規顧客を獲得するため、運送業に適したセールス方法を実践することがポイントとなりますが、どのように新規開拓するべきか説明していきます。

運送業界で有効なセールス方法

運送業界のセールス方法には、従来から行っている営業方法だけでなく、最近ではオンラインを使った営業などもあります。

そこで、主にアウトバウンドセールスとインバウンドセールスの2つに分けて、どのようなセールス方法が有効か説明していきます。

アウトバウンドセールス

アウトバウンドセールスとは、内から外に出るセールス方法で、営業する側から外に働きかけることを意味します。

顧客に対し積極的に商品やサービスを売り込むプッシュ型の営業方法であり、足で稼ぐ方法として活用されていますが、電話で事前にアポイントを取ってから訪問するやり方や、直接企業を出向く飛び込み営業などがあります。

外から内側へのインバウンドセールス

インバウンドセールスとは、外から内という意味であり、顧客から働きかける営業活動です。

顧客に興味を抱いてもらうきっかけをつくり、選んでもらいやすくなる土台を構築する方法といえるでしょう。

インターネットが普及したことで、会社の特徴やサービスの内容など簡単に比較できるようになりました。

そのため買い手が主導権を握りやすくなった今だからこそ、営業もインバウンドセールスに移行しているといえます。

たとえば自社ホームページを作成して自社の強みや特徴をアピールすることや、SNSなどのコンテンツからの流入・誘導するといった集客方法がインバウンドセールスとして挙げられるでしょう。

他にも企業間取引に向けたマッチングサービスを活用し、企業登録しておくことでコンスタントに仕事を請け負うことのできる確率は上がります。

また、自社のホームページ以外にポジショニングメディアを作り、集客を図るコンテンツマーケティング戦略などもインバウンドセールスとして挙げられます。