運送物流業情報ラボTransportation Logistics Information Lab

運送業を支えるセールスドライバーの仕事内容とは

2022.07.21
分類:経営

運送業で働くセールスドライバーとは、たとえば運送会社などの従業員として荷物を集荷・配送するトラック運転手などです。

単に荷物を預かったり運んだりするだけでなく、集金や新規取引先の開拓など営業の仕事も担当します。

インターネットが普及したことで、ECサイト利用者なども増えて宅配便の利用は年々増加傾向にありますが、人手が足りていない状況のためセールスドライバーのニーズは高まり続けているといえます。

セールスドライバーとして働くには、普通自動車運転免許を保有していることが要件であり、たとえ経験がなくてもスタートしやすいことがメリットです。

そこで、運送会社のセールスドライバーとして働くメリットや、仕事の1日の流れなどについて解説していきます。

セールスドライバーの1日の流れ

セールスドライバーとして働く運送会社によって異なるものの、一般的には次のような流れで1日を過ごすことになります。

①朝6時半に出社後、その日に配達する荷物を積み込む準備を行い、トラックに積み込みます。

8時頃、荷物を届けるためにトラックを出発させ、配送作業をメインに行います。

③午前中の配達が終わり、昼12時頃営業所にいったん戻り、午後に配達する荷物をトラックに積み込みます。

13時までは、昼食や心身を休める休憩時間として過ごします。なお、繁忙期の場合には、配達の合間に簡単に昼食を取って休憩することもあります。

⑤午後は届け先への配達や、取引先の企業や個人宅で荷物を預かる集荷作業も行います。

16時頃になると、新規の取引先開拓のため、顧客に提案するなど営業活動を行うこともセールスドライバーの大切な仕事です。

17時頃など夕方以降になると、日中不在だった個人宅をメインに再配達依頼に対応します。

⑧夜19時には営業所に戻り、集荷した荷物を降ろして事務作業などを行い、業務は終了します。

68月のお中元シーズンや、11月から年末にかけてのお歳暮シーズンなどは、配達や集荷の依頼が増えるため残業などが発生することも多くなるでしょう。

ただし手当が支給されるなど、仕事が増えた分は収入に還元されるメリットもあります。

 

わずらわしい人間関係なくスケジュールを組みやすいことがメリット

セールスドライバーは1日に何件も配達しなければならず、新規の取引先を開拓するといった業務も担当します。

1日のスケジュールは自らが組み立てることができ、一人で車を運転することになるため、わずらわしい人間関係を最小限に抑えた働き方ができることがメリットといえるでしょう。