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燃費のよい軽バンとは?軽貨物運送におすすめの車種と燃費重視の選び方を紹介

2024.01.03
分類:経営

軽バンは、軽貨物運送業にとって欠かせない車両といえますが、荷物を運ぶことに特化したことで進化した軽自動車ともいえます。

 事業用ではなく、自家用として軽バンを選ぶ方も少なくありませんが、デザインも以前より改善されるようになり、燃費性の高さも注目されています。

 そこで、燃費のよい軽バンについて、軽貨物運送におすすめの車種と燃費重視の選び方を紹介していきます。

軽バンとは

 「軽バン」とは、4ナンバーの小型貨物自動車登録の軽ワンボックスカーです。

 似た軽ワンボックスでも、57ナンバーの小型乗用登録の軽ワゴンとは車内・安全基準・税金などが異なります。

 最大の特長はスクエア型で広い荷室です。

 多くの荷物を積み込むことができる広い設計となっており、積載容量を優先しているため、内装材の厚みは最低限までに留まっています。

 多くの荷物を積んだ状態でも長時間安全に走行できるように、まさに働く車として設計されていることが特徴です。

 さらに最近では、先進安全装備が搭載されている軽バンや、内装や外装などにこだわったモデルなども増えています。

  

注目したいWLTCモード

 2017年夏から新たに加えられた燃費表示であり、国際的な試験方法がWLTCモードです。

 WLTCモードの燃費は、

 ・市街地モード

・郊外モード

・高速道路モード

 3つの走行モードで表記されることが特徴です。

 それぞれの走行モードの平均的な使用時間配分で構成した国際的な走行モードがWLTCモードとなります。

 

 燃費のよい軽バンの車種

 現行の軽バンで、MT車の燃費が最も良い軽バンが「ホンダN-VAN」です。

 エンジンはDOHCエンジン・DOHCターボエンジンを搭載しており、荷物を積んでも力強い加速や低燃費性能が両立できることが魅力といえます。

 乗用軽自動車であるN-BOXNワゴンと同じ前輪駆動低床プラットフォームが採用されているため、助手席側のセンターピラーをなくしたことで大きな開口部が生まれ、積み下ろしがとてもスムーズです。

 他にも「スズキエブリイ」は、パワフルなエンジンと燃費性能の高さが魅力であり、太い低中速トルクが荷物積載時でもスムーズな走行性能を実現しています。

 人の働きやすさを第一に考えた設計であるため、前席とバックドアのどちらも地上高が低めに設定されていることが特徴です。

 乗降りや荷物の積み降ろしがしやすく、作業負担を軽減できるでしょう。

 さらに軽バンの中で最も小回りの利くため、都会の狭い道でもスムーズに移動できます。