独立した運送業をスタートするときに、頼りたい投資家として「エンジェル投資家」が挙げられます。
エンジェル投資家とは、起業して間もない企業などに資金を出資する富裕層や元起業家であり、スタートアップで必要な資金を提供してくれます。
出資した企業が成長したとき、見返りとして配当や株式を受け取るケースもあれば、将来性の高い企業を純粋に応援したいと考えて投資してくれるケースもあります。
そこで、運送業をスタートするとき、頼りたいエンジェル投資家とはどのような人なのか説明します。
エンジェル投資家は創業して間もないスタートアップ企業やベンチャー企業に投資する個人投資家ですが、金銭的なサポート以外にも経営ノウハウを伝授してくれたり取引相手を紹介してくれたりといった支援もしてくれることがあります。
独立し会社を立ち上げたばかりの状況では、実績や業績、社歴などはなく、銀行から融資を受けたくても審査に通りにくいと考えられます。
そのような資金調達の手段が少ない起業家でも、エンジェル投資家は資金援助してくれる天使や救世主のような存在であるため、エンジェルと呼ばれています。
エンジェル投資家は、資金を援助してくれる代わりに、投資する企業の株式を取得します。
投資先の企業が上場したとき、株式を売って売却益を得ることを目的としていますが、応援や支援をメインとしたエンジェル投資家もいます。
株主として経営に関わりつつ、経営者・起業家として知見を広めることや、起業家を応援・支援したいと考えるエンジェル投資家であれば、より安心して頼りやすいといえるでしょう。
起業家として悩んだ経験のあるエンジェル投資家なら、自身の経験やノウハウ、人脈などを活かして困難を抱える起業家をうまくサポートしてくれるはずです。
エンジェル投資家は個人投資家であるため、価値観が近く方向性が同じであるなど、相性が重要です。
経営を進める上で投資家との相性が悪ければ、株式の保有割合によって経営権を脅かされる問題に発展する可能性もあるといえます。
エンジェル投資家は元起業家でありつつ、現在は経営者であることも少なくないため、日々多忙な状態です。
限られた時間に寄り添い、支えてくれるエンジェル投資家がいれば、まさに理想といえるでしょう。