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運送業の繁閑時期とは?繁忙期と閑散期の違いや該当する時期について解説

2023.07.09
分類:経営

業種や業界によって、「繁忙期」と「閑散期」と呼ばれる時期は異なります。

さらに部署によっても繁閑時期は異なり、たとえば経理部では年度末の3月や決算対応が必要となる5月、年末調整などが必要な12月から1月が繁忙期で、それ以外は閑散期ともいえます。

人事部などでは新卒・中途採用の活動時期や新入社員の入社対応、社員の査定・昇給時期が重なる34月が繁忙期であるのに対し、79月は業務が重なりにくく閑散期になるといえるでしょう。

では、運送業の繁閑時期とはいつなのか、繁忙期と閑散期の違いや該当する時期について解説していきます。

繁忙期とは

「繁忙期」とは、1年間で最も仕事が忙しくなる時期であり、多くの業界に存在する時期です。

売上や収益アップにつながりやすい時期でもあり、業績向上に向けた好機と捉えられます。

閑散期とは

「閑散期」とは、来客や注文が少ないなど、仕事量が落ちついている時期です。

売上や収益も上がりにくい時期であるため、閑散期こそ低迷する売上などをどのようにアップさせるのか、提供する商品やサービスの見直しなども必要になるといえるでしょう。

また、閑散期では主となる業務は落ちつくため、たとえば裏方の業務を増やすことや、負担休みを取りにくい従業員が休暇を取る期間としても活用することもできます。

運送業の繁閑時期

運送業の繁忙期は、主に次の3つです。

・お盆・夏休み期間(6月中旬~8月下旬)

・年末年始(11月上旬~1月上旬)

・引っ越しシーズン(3月中旬~4月中旬)、そして夏場の6月中旬~8月下旬ごろとなっています。

お盆や夏休み期間は、お中元などの発送や、帰省や旅行の荷物を送る人が増えます。

年末年始もお歳暮やクリスマスプレゼントなど配達依頼が増え、引っ越しシーズンも引っ越し荷物などを運びたい方が多くなります。

反対に運送業の閑散期は、1月中旬~2月頃です。

交通機関の場合、繁忙期は321日~45日・428日~56日・721日~831日・1225日~110日で、いずれも春休み・ゴールデンウィーク・夏休み・年末年始など、帰省・旅行・転居を理由に人の移動が重なる時期といえます。

反対に交通機関の閑散期は、116日~2月・6月・9月・11月~1220日で、祝日とその前日・振替休日を除く月~木曜日です。

繁忙期と異なり、人の移動が少なくなる時期が閑散期といえるでしょう。