運送業で必須の軽自動車といえば軽貨物車です。
軽貨物ドライバーにとって、日々仕事の相棒といえる軽貨物車ですが、耐久性はどのくらいなのでしょう。
そこで、軽貨物車の走行距離なども参考にしつつ、どのくらいが寿命なのかその耐久性を紹介していきます。
軽貨物車を使って軽貨物ドライバーとして仕事をした場合、たとえば1日フルタイムで働くと、年間走行距離は約3万から5万キロになると考えられます。
一般家庭が通勤や生活で車を使った場合の年間走行距離は約1万キロであるため、その3~5倍は走ることになります。
そのため、車両にかける負担も大きいことを理解し、定期的なメンテナンスなど適切に実施することを心掛ける必要があるといえます。
軽貨物車は軽自動車の一種ですが、使用年数の目安として一般的には10年とされています。
内部のタイミングベルトやポンプ関係の部品を交換しなければならない年数が10年だからといえます。
ただし10年という年数は、自家用車として軽自動車を使ったケースです。
軽貨物車を事業用として使う場合、メンテナンスの程度によるものの、寿命が短縮されると考えておいたほうがよいでしょう。
軽自動車の法定耐用年数は新車で4年です。
法定耐用年数とは会計処理上において、自動車を使用できるとされる国の定めた年数であり、普通乗用車は6年、軽自動車は4年と決まっています。
中古車の場合には、法定耐用年数から「経過した年数×0.2+経過した年数」を差し引いて計算します。
軽貨物車の走行距離を確認すると、いつメンテナンスが必要になるのか、適切な時期の目安を知ることができます。
たとえばエンジンオイルの場合、走行距離約4千キロから5千キロが目安であり、タイヤは走行距離約4万キロが交換時期です。
事業用で軽貨物車を使用すると、一般の自家用車よりも走行距離は長くなります。
車両自体へのダメージも大きくなるため、自家用車よりも寿命が短くなる可能性は高いといえるでしょう。
しかし定期的に車両のメンテナンスを行うことで、20万キロ以上の走行距離になっても、安全に走らせることは可能です。
一般的に軽自動車の買い替え時期は10万キロといわれているものの、メンテナンスを適切に行っていなければ距離は短いこともあり、適切なメンテナンスで長くなることもあるといえます。