軽貨物運動は、常に軽自動車である軽貨物車を走らせるため、購入後の維持費が気になるところでしょう。
実際、軽貨物車は車両価格も比較的安く、燃費もよいので仕事用車両として適しています。
ただ、日々公道を走り続ける以上は、定期的なメンテナンスも必要となり、税金も忘れず納めることが必要です。
そこで、軽自動車の1つ、軽貨物車を購入したときに、軽貨物運送が負担しなければならない維持費について解説していきます。
軽貨物車を購入した場合、維持費としてかかる費用は主に次の4つです。
・メンテナンス等の費用
・ガソリン代
・駐車場代
・税金・保険など
それぞれの維持費について説明していきます。
軽貨物車を整備する際、メンテナンス費用としてかかるのは以下の代金です。
・タイヤ交換
・オイル交換
・バッテリー交換
それぞれ説明します。
タイヤ交換でかかる費用は本数や選ぶメーカー・材質によるものの、1本1万5千円から4万円くらいです。
スタッドレスタイヤも必要な場合、さらに金額が高くなります。
オイル交換は、選びオイルや業者によるものの、3千円から6千円くらいが目安です。
運送で車両を使用する場合、年5〜6回はオイルを交換する必要があります。
バッテリー交換は2〜3年に1回交換することが必要となりますが、こちらも選ぶバッテリーや業者などで5千円から数万円など費用に差があります。
また、エアコンフィルター交換やブレーキオイル交換なども交換することが必要です。
ガソリン代は走行距離などにより異なるため、
ガソリン価格(円/L)×走行距離(km)÷車の燃費(km/L)
で計算しましょう。
駐車場は場所によるため、できるだけ安い場所を借りたほうがよいでしょう。
軽貨物車を購入し、維持する上でかかる税金と保険は以下のとおりです。
・自賠責保険料
・軽自動車税
・自動車重量税
・任意保険
自賠責保険料は、事業用の小型貨物自動車の場合、12か月分が15,830円です。
「営業用の貨物軽自動車四輪以上」の軽自動車税は、平成27年4月1日以降に新規取得する新車で3,800円、最初の新規検査から13年を過ぎた軽自動車は4,500円と決まっています。
自動車重量税は重量によって課税される税金ですが、軽自動車では年間3,300円です。
対人賠償保険・対物賠償保険は無制限とし、車両保険と貨物保険は車両や業務に応じた加入が必要です。