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軽貨物運送で軽自動車を安く活用する方法とは?コストを下げた運送業運営を解説

2024.01.09
分類:経営

軽貨物運送は、軽自動車があれば運送業ドライバーとして働くことができ、仕事を増やすことで収入をアップさせることもできます。

 そのような魅力あふれる仕事である反面、軽自動車を所有することでかかるコストが気になり、脱サラまで一歩踏み出せない方もいることでしょう。

 そこで、軽貨物ドライバーとして独立したい方のために、軽貨物運送で軽自動車を安く活用する方法や、コストを下げた運送業運営について解説していきます。

軽貨物車にかかる費用

 軽貨物車を所有するには、大きく次の2つの費用がかかります。

 購入費

維持費

 

それぞれどのような費用か説明していきます。

  

購入費

軽貨物車を所有するには、当然ながら車両の購入費が必要です。

新車であれば100200万円、中古車でも50100万円くらいの費用はかかります。

 一括購入せずにカーローンを利用するなら、毎月数万円ずつの支払いが必要です。

 返済期間を短くすると毎月の支払い負担が大きくなり、長くすれば金利負担が増えます。

 

維持費

軽貨物車を所有するには、車両の維持費も必要です。

車両保険やガソリン代、タイヤ交換などのメンテナンス費用はもちろんのこと、大きな負担になるのは車検費用といえます。

軽貨物車両など4ナンバー車の場合、車検は11回、軽自動車検査協会で受けることが必要です。

その際、次の法定費用を準備しておく必要があります。

・自賠責保険料(12か月)15,050

・自動車重量税(12か月)5,200

・検査手数料1,700

さらに整備料金や業者への車検代行費用などが発生するため、1年に15万円から6万円は必要といえるでしょう。

 

軽貨物運送のコストを抑える方法

 軽貨物車は、所有しているだけで維持費がかかります。

 軽貨物運送を続ける上で、できるだけコストを抑えるのなら、次の2つを検討することをおすすめします。

 リース契約を利用する

ユーザー車検を利用する

 それぞれどのような方法か説明していきます。

 

リース契約を利用する

軽貨物運送でコストを抑えたいなら、軽貨物車はリース契約で使用するとよいでしょう。

リース会社から軽貨物車両をリースすれば、購入費を準備する必要はなくなります。

 

ユーザー車検を利用する

軽貨物車をリースで利用するのではなく、所有したいという場合には、年1回の車検をユーザー車検で対応しましょう。

ディーラー車検はカー用品店などの車検業者より費用が高額になりやすいため、車検業者に依頼せず自らが車検を受けるユーザー車検ならコストカットできます。

業者に依頼すると車検代行費が1万円から3万円かかるため、この金額を削減できてお得です。