軽貨物運送は、軽自動車があれば運送業ドライバーとして働くことができ、仕事を増やすことで収入をアップさせることもできます。
そのような魅力あふれる仕事である反面、軽自動車を所有することでかかるコストが気になり、脱サラまで一歩踏み出せない方もいることでしょう。
そこで、軽貨物ドライバーとして独立したい方のために、軽貨物運送で軽自動車を安く活用する方法や、コストを下げた運送業運営について解説していきます。
軽貨物車を所有するには、大きく次の2つの費用がかかります。
購入費
維持費
それぞれどのような費用か説明していきます。
軽貨物車を所有するには、当然ながら車両の購入費が必要です。
新車であれば100~200万円、中古車でも50~100万円くらいの費用はかかります。
一括購入せずにカーローンを利用するなら、毎月数万円ずつの支払いが必要です。
返済期間を短くすると毎月の支払い負担が大きくなり、長くすれば金利負担が増えます。
軽貨物車を所有するには、車両の維持費も必要です。
車両保険やガソリン代、タイヤ交換などのメンテナンス費用はもちろんのこと、大きな負担になるのは車検費用といえます。
軽貨物車両など4ナンバー車の場合、車検は1年1回、軽自動車検査協会で受けることが必要です。
その際、次の法定費用を準備しておく必要があります。
・自賠責保険料(12か月)15,050円
・自動車重量税(12か月)5,200円
・検査手数料1,700円
さらに整備料金や業者への車検代行費用などが発生するため、1年に1回5万円から6万円は必要といえるでしょう。
軽貨物車は、所有しているだけで維持費がかかります。
軽貨物運送を続ける上で、できるだけコストを抑えるのなら、次の2つを検討することをおすすめします。
リース契約を利用する
ユーザー車検を利用する
それぞれどのような方法か説明していきます。
軽貨物運送でコストを抑えたいなら、軽貨物車はリース契約で使用するとよいでしょう。
リース会社から軽貨物車両をリースすれば、購入費を準備する必要はなくなります。
軽貨物車をリースで利用するのではなく、所有したいという場合には、年1回の車検をユーザー車検で対応しましょう。
ディーラー車検はカー用品店などの車検業者より費用が高額になりやすいため、車検業者に依頼せず自らが車検を受けるユーザー車検ならコストカットできます。
業者に依頼すると車検代行費が1万円から3万円かかるため、この金額を削減できてお得です。