運送物流業情報ラボTransportation Logistics Information Lab

古くなり使わない倉庫や物流施設など土地・建物はどのように活用すればよいか

2020.06.04
分類:経営

企業などが所有している倉庫や物流施設などは、日本経済を回す上でとても大切な拠点といえる存在です。ただ、年数が経過し建物は老朽化して古くなり、機能性が悪くなったことを理由に使われていないケースも少なくありません。

倉庫や物流施設を含む土地や建物などの不動産は、単に放置していても所有しているだけで固定資産税はかかりますし、建物価値は年々低下するだけなので活用しない手はないでしょう。

何も活用せず負の資産にしてしまうより、うまく活用して収益性を保つことを検討してみるのも方法といえます。

倉庫や物流施設のあった土地を賃貸住宅経営に転換

倉庫や物流施設は機能性が重視される建物であり、最近では最新設備を備えている大型物流センターなども増えています。

そのため機能性が高くない倉庫や物流施設となっており、空いたスペースを持て余すくらいならいっそ取り壊して賃貸住宅経営に転換するというのも方法の1つといえるでしょう。

なぜなら倉庫や物流施設などは敷地面積がある程度広いので、周辺の立地や開発状況などにもよりますが入居者が獲得しやすいケースもあります。

 

商業施設やオフィスビルに

倉庫という建物の特徴を活かし、飲食店やアパレルショップなど店舗として使う方法も有効ですし、商業施設やオフィスビルなどを含む複合施設にしてしまう方法もあります。

特に商業施設になれば車で訪れた来場者の駐車スペースも必要ですが、倉庫や物流施設であればそのスペースも十分確保できるでしょう。

オフィスビルや研究設備として事業施設とし活用すれば、ヒト・モノ・カネという経営に欠かせない源がうまく循環する新しい経済拠点にすることもできるはずです。

 

駐車場としてニーズが高い場合も

建物を取り壊し、空いた土地を平面駐車場やコインパーキングなどに利用することもできるでしょう。

建物を建築する費用がかからず、イベント会場や大型施設などの近隣エリアであれば、ニーズも高いのである程度の収益が見込めます。

 

利益を創出できる不動産である可能性か見極めを

経済はめまぐるしく発展を遂げている状況のため、眠っている建物や土地はうまく活用したほうがよいといえます。

利益を創出できるチャンスを抱えている土地でありながら、有効活用されず放置されてしまうのはもったいないことです。

事業用地を活用することによって、企業価値向上を目指す戦略も今後は必要になると考えられますので、放置されている倉庫や物流施設があるなら新しく活用することを検討していきましょう。