運送物流業情報ラボTransportation Logistics Information Lab

物流業界で求められる最適な商品開発を行うにはマーケット調査が重要

2020.07.10
分類:経営

人々の生活で使われる家庭用品。物流においても様々な商品が存在し、使われている素材もいろいろですが、どれも材質のメリットやデメリットなど特徴を活かした商品開発がされていると考えがちです。

しかし実際にはターゲット、マーケットサイズ、プライスゾーン、ポジショニングなどいろいろな要因から、本当に最適な素材が必要な用途で納得してもらえる価値や価格で流通されているとは限りません。

潜在的な顧客ニーズに対応できていない商品もあるため、中には無駄な経費を発生させてしまっていることもあるのです。

物流をさらに活性化させるためには、ターゲットに合う商品を開発し提供することですが、そのために必要なことは何なのでしょう。

まずはマーケット調査を行うこと

人々のニーズは多様化しているため、常に新しいカテゴリーや商品に対するチャレンジ精神を必要です。

新規取引先を開拓し情報を収集することも必要であり、目的を持って視察しながらマーケット調査を行うことが大切といえます。

何のためにどこに調査に行くのか、調査の結果、何をどうすればよいのか流れを作り書面化します。

 

マーケット調査の次は製品の企画・立案

顧客のニーズに対応できる製品を企画・立案し、マーケットや販路、市場売価、コスト、そしてターゲットやポジショニングなどからどのように販売すればよいかルートを見出すことが必要です。

 

実際に製品化され物流の流れに乗るまで

実際に商品化するまでの市場を踏まえ、工場のレベルから認知度や理解度、商談・品質レベルを含めて、取引できる工場の調査と伴って発生する問題点の洗い出しと修正が必要です。

仕様を決定したらサンプルを作製し、次に製造、生産、物流管理、検品、納品という流れにおける段階で管理を実施することが求められます。

すべての流れを把握・調整することにより、問題が起きたときの即時対応やスケジュール調整、情報管理を行いましょう。

 

コスト削減にベストな方法の検討を

商品が開発され物流の流れに乗るまでは、これらの流れにおける様々な段階を踏むこととなります。

海外取引の場合にはいろいろな形態があるので、顧客ニーズに合わせて商流や物流に対応できる仕組みをつくることになります。コスト削減にはもっともベストな方法を模索し、様々な手段を講じることが可能な物流会社として一歩先の物流を検討していきましょう。