物流・運送業界は、現在インターネットが普及したことで、オンラインで買い物をする方も増え1年を通して忙しい状況です。
新型コロナウイルス感染拡大を懸念し外出を控える方も増え、自宅でショッピングを楽しむことが多くなったのも影響しているといえるでしょう。
ただ、1年を通して忙しいとはいえ、夏季など特に繁忙期といわれる時期もあります。そこで、具体的にどの時期が特に忙しいのかご説明します。
11月10日から1月10日あたりまでの年末年始になると、季節のイベントが増えてくるため物流・運送業界は多忙な時期となります。
冬季はお歳暮のシーズンの影響もある上に、クリスマス・大みそか・元旦などのイベントなどもあります。クリスマスプレゼントやカード、年賀などを送る方が多くなるため、モノだけでなく印刷物などの運送も増えます。
年末商戦ということもあり、モノが多く動く時期なので物流・運送のニーズは一気に高まるといえるでしょう。
新入学や入社、年度末や年度始めなどは引っ越しシーズンと呼ばれる時期です。特に新入学や新卒が入社する3月15日~4月15日の間は大忙しという状況です。
人が多く移動するようになれば引っ越し業者はもちろん忙しくなりますし、引っ越しをきっかけに新たにモノを購入する方も増えるため、物流・運送業界も繁忙期となります。
6月20日~8月20日頃までの夏季も、物流・運送業界は繁忙期となります。
お中元などの影響はもちろん、お盆休みや夏休みなどで人の移動も増えるため、旅行用の荷物などを運びたいと希望する方も増えるからです。特にお盆前は荷物量が一気に増えます。
母の日や父の日など、花やプレゼントを贈る習慣があるイベントも物流・運送業界は忙しくなります。
地域ごとの特産品が収穫される時期なども、その地域や対象となる時期に忙しさを増すということもありますし、新製品の販売などが影響することもあります。
そして冬はスキーやスノーボードを楽しむ方が増えますが、この場合もリゾート地へスキー板などの荷物を運ぶことを目的とする方の影響で多忙になります。
夏季、年末年始、引っ越しシーズなどは繁忙期と呼ばれるのに対し、反対にこれらのイベントなどが静まりモノや人の動きが鈍くなる時期は閑散期と呼ばれています。