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物流業界で深刻化するトラックドライバー不足の問題に切り込む!

2019.09.21
分類:経営

物流業界のトラックドライバー不足は深刻化を通り越して危機的な状況であるともいえます。

このドライバー不足で色々な分野にも影響を及ぼすことになると考えられますが、なぜトラックドライバーが不足しているのか、その現状や原因、この先の見通しやどのような対策が考えられるのか検証していきましょう。

トラックドライバーの人員不足が起きる理由

トラックドライバー数は年々減少しているのは若い世代がドライバーになることを希望しないからですが、それに加え現在現役として働いているドライバー自体が高齢化していることも問題視されています。

すでに現役で働くドライバーのうち、普通車の5割、大型車や牽引車の7割は40代以上です。29歳までのドライバーは、小型車や普通車で1割程度、大型車になるとたった3%程度となり、ほとんど若年層ドライバーがいない状態です。

ドライバーの15%は60歳以上であるといわれており、このまま若手層が増えず、高齢者ドライバーがリタイアすれば、働き手がいよいよいなくなるといった状態となるでしょう。

全国で6割の運送関係の企業が人手不足を感じており、今後どのように人材を確保すればよいのか頭を悩ませている状態です。

 

トラック業界のイメージが人材不足に影響?

ドライバー不足は若者の車離れや運転免許制度の変更なども影響していますが、古くから「危険・きつい・汚い」といった3Kのイメージが強いことが影響しています。

昔はきつくても、頑張れば稼ぐことができる業界であったのに、近年では労働時間が長くきついのに稼ぐこともできないというイメージが定着してしまっているのも原因といえるでしょう。

 

ドライバー不足に対する意識を高め自社でも取り組みを!

深刻化するドライバー不足に対し、国土交通省と厚生労働省も色々な対策を講じてはいます。

しかし国に頼っているばかりでは意味がありません。募集をかけても人材が集まらない状態が続けば、国の対策による改善の前に廃業するしかなくなる可能性もあります。

そこで、ドライバー不足による脅威に対し意識を高く持っている企業では、すでにインターネットなどを活用し、広報活動を行うなど取り組みを始めています。

業界の3Kのイメージを払しょくさせる広報活動を行い、採用活動を成功させたという企業も少なくないのです。

実際、業界に対するニーズは高い状態のため、不況を感じないことをアピールできれば人材も獲得しやすくなるでしょう。逆境を乗り越えることができる広報活動も取り入れてみてはいかがでしょう。