構内作業オペレーターとは、フォークリフトを使って人の力だけでは運べない重量のある荷物や貨物などを運搬する業務を担います。
主に大きさのある荷物を運搬し移動させる業務をおこなうので、物流センター、工場、港内で作業することとなります。
そこで、人材を選ぶときにどのような方がこの構内作業オペレーターに向いているのか把握しておきましょう。
車体の前部に荷役用のフォークと呼ばれるツメを備えた荷役運搬の車両をフォークリフトといいます。フォークは油圧により上下、傾斜しますが、パレットやコンテナ貨物の荷役を担うこともできます。
このような特徴があることから、倉庫や工場、空港、港、駅などにおいて貨物の荷役作業に用いられることが一般的です。
そのフォークリフトを操作するには講習を受講が義務付けられています。1トン以上のフォークリフトを使うなら「フォークリフト運転技能講習」、1トン未満でも「フォークリフト運転特別教育」や「フォークリフト運転技能講習」を修了して修了証を発行してもらうという一連の免許取得における流れが必要になります。
フォークリフトを運転する上で必要な資格で、荷役作業などでフォークリフトを使い大量の荷物を移動させるなら取得しておく必要があります。
なお、物流業以外にも製造業や鉄鋼業など、いずれも大きな荷物を運ぶ必要が生じる現場においても必要な資格です。倉庫や荷役に関する装置、取り扱い方法に関する知識や、走行や荷役の操作を実技で学びます。
最大荷重1トン以上のフォークリフトの運転には、技能講習を修了することで発行してもたえる修了証は、常に携帯しておくことが義務付けられています。
深夜や日中など、作業を行う時間帯は異なりますし、作業を行う範囲にも違いは見られますが、おおよそ構内作業オペレーターが行う作業の流れは次の通りです。
①その日に納品される荷物のデータの確認作業と、フォークリフトによる搬入準備
②到着した荷物のフォークリフトによる搬入
③搬入された商品に破損がないか確認し、個数チェック後、荷物を倉庫内に保管
④データと照合しながら保管した荷物の検品とフォークリフトによる出庫
⑤搬入された荷物のデータをまとめ、翌日作業の確認を行う
このような流れが必要になることから、機械操作を的確に集中して行い、細かな確認作業などをしっかり行える人材が適した作業内容と言えるでしょう。