物流業界で働く方の雇用形態は正社員やパート・アルバイト以外にも、契約社員や派遣社員など多種多様です。
ドライバーの方などは、会社と雇用契約を結ばずに個人事業主として業務を委託し働いているというケースもあるでしょう。
実際のところ、物流業界ではどの雇用形態で働いている方がもっとも多いのでしょうか。
物流業界で採用している雇用形態として挙げられるのは、正社員・契約社員・派遣社員・パート・アルバイトなどです。それぞれ何が違うのか雇用の仕方や特徴について把握しておきましょう。
正社員とは、期間の定めがない条件で会社に雇用され、就業規則による所定労働時間の上限まで働くフルタイム労働者のことを指しています。
これに対し契約社員は、期間の定めのある条件で会社と契約を結び、職務に従事する労働者のことです。正社員と同じく、フルタイムで働くことが多いといえるでしょう。
派遣社員は、派遣元となる人材派遣会社との間で労働契約を結びます。そして派遣元が労働者派遣契約を締結している派遣先である会社に派遣されることとなり、派遣先の指揮命令により働く形です。
こちらもフルタイムで勤務することが多いようですが、契約社員と派遣社員はどちらも非正規雇用による携帯の1つなので、勤務時間はそれぞれの取り決めによるところといえます。
パート・アルバイトは、1週間の所定労働時間が、正社員よりも短い労働者を指しています。企業によってパートとアルバイト、どちらの呼び方をされるかは異なります。
ただ、パートによる雇用形態の方だとしていていも、正社員と同じ所定労働時間を定めているのなら短時間労働者には該当しません。
反対に業務や待遇に正社員と差はなかったとしても、正社員より短い所定時間であれば短時間労働者に該当することになり、パートで働いていることになります。
トラックドライバーの多くは正社員で働いていることが多いようですが、中には契約社員という場合もあります。
ただ、大型や中型などトラックの大きさに関係なく、ルート配送を行うのは正社員で雇用されている方が担当するケースが多いようです。
そのため軽貨物車のドライバーの場合も、ルート配送であれば正社員という雇用形態のケースが多く、やはり決まった時間や同じ場所に荷物を届けることになるのでフルタイムで働くことができ、期間に定めのない正社員のほうが適していると判断されるからとも考えられます。