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個人事業の運送業必見!確定申告とは?計算方法や所得と収入の違いについて解説

2023.12.07
分類:総務

確定申告は、1年間の収入から経費など差し引いて算出した所得に対し、納める税金を報告する一連の手続です。

 所得税・消費税だけでなく、法人税も対象ですが、個人で運送業を営む方も、会社で年末調整を受けられないため確定申告が必要です。

 そこで、個人事業の運送業が行う確定申告について、計算方法や所得と収入の違いを解説していきます。

確定申告とは

 「確定申告」とは、1年間の所得から納めなければならない所得税の金額を計算し、税務署に申告する手続です。

 個人事業主の場合、毎年11日~1231日までの所得に対する税額を計算し、翌年216日~315日までに税務署で申告・納税します。

  

所得と収入の違い

 確定申告では、所得と収入が違うことについて理解しておきましょう。

 まず「収入」は、得た売上や給与などすべての金額です。

 収入から仕入や経費でかかった金額を差し引いた額が「所得」であり、所得から所得控除など控除を差し引いた額が「課税所得」となります。

 この課税所得に対する所得税を計算して申告・納税することが必要ですが、所得控除と呼ばれる控除は次の15種類です。

 ・社会保険料控除

・小規模企業共済掛金控除

・生命保険料控除

・地震保険料控除

・寡婦控除

・ひとり親控除

・勤労学生控除

・障害者控除

・配偶者控除

・配偶者特別控除

・扶養控除

・基礎控除

・雑損控除

・医療費控除

・寄付金控除

 なお、所得は発生形態などによって、給与所得や事業所得などに分けられます。

 

 所得税の計算方法

 個人事業主の所得税は、11日から1231日までの課税所得に対して計算します。

 所得税=(1年間の収入-事業の仕入・経費-所得控除)×所得金額に応じた税率-税額控除

 所得税で適用される税率は、課税所得が多いほど上がる累進課税方式が採用されています。

 課税所得金額によって、545%の7段階に分かれたいずれかの税率が適用されることになります。

 税額控除は、算出した所得税額から直接差し引くことのできる控除で、所得控除とは異なる控除です。

 税額控除の例として、

 ・住宅ローン控除

・配当控除

・外国税額控除

 などが挙げられます。

 次のとおり、どこから差し引くことのできる控除かが、所得控除と税額控除の違いといえるでしょう。

 ・所得控除…所得から直接差し引き課税所得を抑えることができる

・税額控除…所得税額から差し引いて納める税を抑えることができる