国家資格や公的資格があれば、社会的にも信用度の高さを認められ、キャリアアップにも繋がりやすいと、取得を目指す方もいることでしょう。さらに民間資格なども、幅広い分野で学ぶことができる上に、資格として取得することが可能です。
そこで、物流業界ではどのような資格取得が求められるのかご紹介します。
物流業界にも、取得しておくとよい資格は色々ありますので、その種類と内容をいくつかご紹介します。
物流業務の中で輸送に関係する業務や調整を行う資格です。安全にモノを運ぶことを可能とするための情報提供や指導、監督を行います。
ガソリンスタンドやタンクローリー、石油貯蔵タンク、化学工場など、危険物の取扱いがある施設などに運ぶドライバーが取得しておく必要のある資格です。薬品など取り扱うモノによっては必要になる資格といえます。
倉庫やヤードにおける荷役作業で必ず必要となる資格です。資格を取得することで、現場では即戦力として活躍してもらうことができます。
普通自動車免許だけでなく、大型特殊、大型、中型、けん引といった車両を扱うための資格です。
その資格がなければ運転できない車両があるため、保有していれば収入アップにも繋がりやすいといえます。
難易度が高い資格ですが、全国にある輸出入業者を代行することが可能となる資格です。国際物流に関係する関税や税関手続きなどの業務を代理・代行することが可能となります。
倉庫やヤードで荷物の保管や荷役作業、流通加工などを学ぶ上で役に立つ資格であり、情報システムなど管理業務や物流機能マネジメントなどにも欠かすことができない知識を得ることができます。
講習だけで取得できる資格で、倉庫での安全作業や火災を防止すること、さらに倉庫内作業員の労務管理などについて学びます。なお、事業登録が倉庫業であれば、この倉庫管理主任者を選任することは営業上、義務付けられています。
コンテナ輸送などで必要な梱包に関係する包装を担当する人材を育成するための資格で、生活包装や輸送包装などの管理を行う上で必要な資格です。
最近では物流業界もIT化がすすみ、パソコンスキルなどを保有した方を求める傾向も見られます。また、国際物流を扱う場合には、英語など他国の語学能力なども必要となるはずです。1つの分野にとらわれず、様々な資格取得に向けた学習を勧めていくことようにするとよいでしょう。