物流センターでは、ゴミ箱を準備せずに空いたカートンや集品用に使用するオリコンなどを正規のものとして一時的に使っていることがあります。
作業している方はゴミ箱として使用している箱と商品の入っている箱を区別できているでしょうが、もし商品が入った箱に誰かがゴミ箱と間違ってゴミを入れてしまうと、商品が見えなくなりゴミ箱としてそのまま廃棄される可能性もあります。
そのため、空いたカートンなどをゴミ箱として利用するよりは、誰でもゴミ箱と把握できるものを準備し、その入れ物にだけゴミを捨てるように統一することが必要といえるでしょう。
商品に値下げを示すプライスシールやバーコードシールなどを流通加工の工程で貼っている場合、作業台や床にシールがついていることもあります。
しかし本来、このようなシール類は余分に準備されることはないと考えれば、商品の中にはシールが貼られたものと貼られていないものがある状態で出荷していたいり、そもそも準備しなければならないシールの枚数が間違っている、またはピッキングの数量不足などの問題が考えられます。
必ず事前に確認をしておくことが必要といえるでしょう。
腕時計やアクセサリー類を作業員が装着したまま作業を行ってしまうと、商品に傷をつけてしまう可能性があります。
しっかりと作業前には外しておくことをルールとして徹底しましょう。
また、ルールとしてもう1つ挙げるなら、万一火災が発生した時に加工する防火シャッターの下に物を置いていないでしょうか。
もし物を置いていると、最後までシャッターが閉まらなくなるので延焼を防止できなくなってしまい危険です。
一時的にとりあえず置いているということもあるでしょうが、いつ火災など事故が発生するかわかりませんので、万一のことがあった場合を考え、たとえばシャッターの下にテープなどを使ってラインを引くなど物を置いてはいけない範囲を周知徹底させましょう。
まだまだトラブルに繋がる可能性が考えられる事柄はいくつかありますが、中でもすぐに改善できる部分をお伝えしました。もしどれかあてはまるものがあるのなら、すぐに改善させるようにしてください。