物流業界は注目を集める業界ではないため、求人応募をかけても求職者が集まりにくいことがデメリットです。
しかし応募があり、中途採用で人材を雇用するときには、何を基準に選べばよいのでしょうか。
物流業界では堅実な経営を行う企業も多く、業界そのものも成長しているため、将来性が見込めることを理解してもらえばもっと人気が集まるはずです。
物流業界の求人といってもドライバーばかり募集するのではなく、間接部門で働く人材を中途採用したいケースもあります。
その間接部門では他の業界とほとんど変わりのない働き方になりますが、企業が物流業界というだけで敬遠されてしまうこともあるようです。
応募数が担保できなければ、限られた求職者の中で選考することとなるため、基準を上げたくても高められません。
しかし明らかに能力が足りていないのに、単に人手が欲しいという理由で中途採用することは避けた方がよいでしょう。
物流業界でドライバー職を中途採用する場合には、一般的な職種とは異なった働き方や労働条件となるため、まずはその条件でも求職者が続けて働くことができるかが重要です。
実際に雇用した後で、やはり働き続けることができないと辞めてしまえば、また求人募集をかけなければならず、余計なコストが発生してしまいます。
ただドライバーは常に人材不足のため、選考における基準もそれほど上げることはできないのが現状です。
間接部門にしてもドライバーにしても、物流業界で働く上でどのような人材が適しているか把握しておきましょう。
物流は古くからある業界のため、新しいものを追いかける性格の人よりは、一つのことを飽きることなく続けてできる人のほうが向いています。
そして物流企業の社風も、IT業界のような気取らないフランクさはなく、どちらかといえば古くからの伝統や風習を大切していることが多いといえます。
そのためフランクに気取らず、ざっくばらんに仕事がしたいという人には向きません。
物流業界といえばドライバーや倉庫内での作業というイメージがあり、いずれも男性の職種と考える方が多いでしょう。実際、ドライバーは9割以上が男性労働者です。
重たい荷物を運ばなければならないなど、肉体労働なども必要なので男性のほうが向いているとはいえますが、最近では女性ドライバーも増えているため採用できないわけではないといえるでしょう。