運送物流業情報ラボTransportation Logistics Information Lab

運送業で欠かせない運行管理はタブレット1つあればすべて可能?

2021.05.22
分類:総務

運送業で欠かすことのできない運行管理。運行管理者制度では、トラック・バス・タクシーなど事業用自動車が安全運行できるように、車両数に応じた人数の運行管理者を営業所ごとに配置することは義務付けられていることです。

営業所1か所に複数の運行管理者がいれば、その中から統括運行管理者を選ぶことも必要となります。

もし効率的に運行管理を行うのであれば、タブレットを活用する方法も検討するようにしましょう。

タブレットで行うことができる運行管理とは?

運行管理者が業務とすることは、

・ドライバーの乗務割を作成する

・乗務記録を管理する

・休憩や睡眠施設の保守管理を行う

・ドライバーの指導と監督業務

・業務前後の点呼でドライバーの疲労や健康状態などを把握し安全指導する

といったことなどです。

車両だけでなくドライバーの動向も掌握し、安全が確保されるよう判断・指示・指導を行う能力が必要となります。

そこで、これらの業務を効率的に行うために利用したいのがタブレットですが、GPSで位置情報を取得できるため次のことに活用できます。

最適な配送ルートを指示

位置情報や交通情報などをリアルタイムで確認できるため、渋滞が発生していない最適なルートをドライバーに指示でき、配送時間のロスを防いだり燃料費を節約したりできます。

ドライバーの移動や作業の進捗を確認

現在ドライバーがどこを走行しているのか、いつ鳥h期先や倉庫など目的地に到着するのか予測しやすくなります。

それにより、倉庫で働くスタッフも事前に荷物積み下ろしを準備できるでしょう。

リアルタイムな営業活動

顧客から急な要請があった場合には、一番近くにいる営業担当者などに連絡すれば素早い対応により顧客満足度を向上させることができます。

ドライブレコーダーとして活用

事故が発生したときには国に報告しなければなりませんが、事故状況を説明する資料は必須となります。わざわざドライブレコーダーを設置しておかなくても、タブレットをドラレコとして活用できるのはメリットです。

アルコールチェッカー代わりに

イヤホンジャックで外付けの測定器を繋ぎ、息を吹きかけるとアルコール濃度や代謝までの時間を予測できます。

点呼の際の健康状態チェックにも

ドライバーが測定した体温や血圧などの測定結果はICカードリーダーを通せば送信されるため、ドライバーの手間を軽減できます。