運送業では、トラックのタイヤがパンクしてしまうトラブルはツキモノといえます。
もしも荷物を運んでいる途中でトラックのタイヤがパンクしてしまった場合、修理前の初動対応が重要であるため対処法を知っておくことが必要です。
そこで、トラックのタイヤがパンクする原因と修理前の対処法について解説していきます。
運送トラックは、常に荷物を運んでいる状態であるため、公道を走行中にタイヤがパンクしてしまうこともあります。
トラックのタイヤがパンクしてしまう原因として、主に次の4つが挙げられます。
・タイヤに異物が刺さった
・タイヤが古かった
・タイヤの空気圧が低下していた
・タイヤに傷があった
それぞれ説明していきます。
トラックのタイヤがパンクしてしまうのは、公道など路上に落ちている釘・ネジ・ガラス片・石など鋭くとがった状態のものが刺さってしまうからです。
異物でタイヤに穴が開くと、空気が漏れパンクします。
トラックのタイヤは大きいため、小さな穴なら多少は問題ないと考える方もいるようですが、2~3時間で空気が抜けてしまいます。
トラックのタイヤがパンクしてしまうのは、経年劣化で古くなっているからです。
古いタイヤの表面はだんだんと硬くなり、ひび割れなどが発生するようになりパンクしやすくなります。
タイヤはゴムでできているため、製造されてから年月が経過すれば劣化していき、走行距離によってはさらに寿命を縮めます。
トラックのタイヤがパンクしてしまうのは、空気圧が低下しているからです。
空気圧とは、タイヤ内部の空気の圧力であり、高すぎても低すぎても耐久性を低下させます。
特に空気圧が低い状態で走り続けると、タイヤがたわみウェーブ状に変形してしまうスタンディングウェーブ現象が起こりパンクしてしまいます。
トラックのタイヤがパンクしてしまうのは、タイヤに傷があるからです。
たとえば縁石でタイヤを擦ったりぶつけたりなど、側面に傷がついた状態では空気が抜けてしまいます。
タイヤ側面は強度がそれほど高いわけではないため、少し擦っただけでも傷や亀裂を生じると留意しておきましょう。
トラックのタイヤがパンクしたら、その場から動かず次の対処法が必要です。
①安全な場所へ停車
②タイヤの状況確認
③会社へ報告
④ロードサービスなどへ連絡