運送物流業情報ラボTransportation Logistics Information Lab

運送・物流業における「ヘルメット」の必要性と仕事に相応しい服装とは

2023.07.05
分類:リスク

物流倉庫などでは、登録制のアルバイト労働者が働いているケースも少なくありませんが、実際、好きなときに仕事ができるなど大変人気があります。

しかし倉庫内で働く作業であるため、ヘルメット着用を義務付けられるのか、実際にどのような服装で仕事に行けばよいのか気になる方もいるようです。

そこで、これから物流倉庫で登録制アルバイトにより働こうと考えている方のうち、ヘルメットを着用することに抵抗がある方などに向けて、運送・物流業におけるヘルメットの必要性と相応しいと考えられる服装について紹介していきます。

物流作業で相応しい服装

物流倉庫の軽作業には、たとえば荷物の仕分けや値札貼り、梱包などが挙げられます。

他にも検品やライン作業などが必要になるものの、いずれの作業も体力的な負担はそれほど重くなく、比較的誰でも覚えやすいことが魅力といえます。

ただし大きく身体を動かす作業ではないとしても、動きやすい服装が基本です。

ワークパンツにTシャツやスウェットなどの服装で、靴もスニーカーなど足に負担のかからないものがよいといえるでしょう。

ただし何の製品を扱うかによって、服装に対し一定のルールを設けている場合もあり、たとえば食品などは異物混入を防ぐためアクセサリー類は禁止というケースなどです。

そのため現場ごとに合った服装で仕事をすることが必要であるといえるでしょう。

物流作業でのヘルメットの必要性

物流倉庫の軽作業を担当する場合、ヘルメットは着用したほうがよいのか悩む方もいるようです。

実際、倉庫内での軽作業でヘルメット着用を義務化していることはほとんどありません。

軽作業の内容は、たとえば検品・ピッキング・梱包などが多いため、ヘルメットを着用しなければならない環境にはないからです。

ただし倉庫内の作業であっても、たとえばフォークリフトを使用する作業においては必ずヘルメットを着用することが必要であり、義務づけられています。

これは、厚生労働省の運搬機械の安全対策で、フォークリフトも対象に含まれているからといえるでしょう。

また、たとえヘルメットを着用しなければならない環境だとしても、いろいろな危険性など考慮した上で、安全性を優先しヘルメットを支給する現場もあります。

一概に物流倉庫の現場だからヘルメット着用は必要ないとも言い切れず、特に最近頻発している地震に備える上でも、ヘルメットはできるだけ身に付けておいたほうがよいといえます。