運送業界の役割は、荷主から預かった荷物を指定された場所に、迅速・確実に届けることです。
遅延など発生させることなく、顧客満足度が低下しないよう、安全を維持しながら業務を遂行することとなります。
しかし新型コロナウイルス感染拡大の影響により、航空輸送を利用する貨物便が減便してしまい、配送荷物の一部に遅延が発生するといったことも起きました。
新型コロナウイルス感染拡大は配送インフラにも影響を与え、いつ荷物が正常に配送できなくなるかわかりません。
さらに地震や極端な豪雨など、自然災害や気象現象によって輸送経路に障害が発生すれば、配送や配送業者の集荷も遅延が出ることがあります。
新型コロナウイルス感染拡大や自然災害などにより、配送が遅延してしまうことは十分考えられるとはいえ、商品を販売する側としてはサービス低下で購入者からマイナスの評価を受けてしまうことになります。
そこでAmazonなどでは、購入者がマイナスの影響を受けないように、配送に遅延が予想されるときには次の手順に従うような対応を勧めています。
発送元が自然災害などの影響を受けた地域の場合には、配送設定は通常配送に変更することを勧めています。
発送元が自然災害の影響を受けた地域で、商品の集荷完了まで予定以上の時間や日数がかかると予想されるときには、出荷作業日数を長めに設定することを勧めています。もし発送ができない状況であれば、アカウントのステータスを休止に設定したほうがよいようです。
重大な輸送上の問題が起きた場合、Amazonにより必要な配送所要日数が自動的に計算・変更されるため、出品者が対応することは特にありません。
自然災害などで既存の注文の出荷に影響が出てしまう場合には、マーケットプレイスメッセージ管理からその旨を購入者に伝えておくことを勧めています。
もし出荷できないことが確認できたときには、マーケットプレイスメッセージ管理を使用しその旨、購入者に伝え正式なキャンセルリクエストを送信する依頼をしましょう。
輸送手段や運送が自然災害などの影響で停止してしまうことは十分に考えられますが、大切なのは顧客を第一に考え、確認できている情報は迅速に伝えることといえます。