運送ドライバーが事故を起こすケースとは、まず交通事故を思い浮かべる方が多いことでしょう。
たとえば運送業で働くことをずっと夢見ていた方など、やっと免許を取得し他の乗用車よりも車高の高いトラックに乗り、夢心地の浮かれた気分で運転していると事故を起こしやすくなります。
そこで、安全運転のためには何をするべきか、事故を起こさないための心がけについて説明していきます。
トラックの免許を取ったばかりの運送ドライバーは、うれしさのあまり気分が高揚し、本来であれば守らなければならない速度や車間距離などを無視し、気がつくと交通事故を起こしていたというケースも見られます。
しかし初級ドライバーでもベテランドライバーでも、安全運転で日々心がけておきたいことを再度見直すようにしましょう。
心がけておきたいこととして挙げられるのは、主に次のようなことです。
・初任研修で習ったことは常に念頭に置いて運転する
・流れに乗って走るようにし、車間距離は保持する
・焦らず・慌てず・イライラしないようにする
・譲り合いの心を持って走る
どれも基本的なことといえますが、運転する時間が長いだけに、日々、事故を起こしたり越されたりしないための防衛運転を心がけることに尽きるといえるでしょう。
また、他にも心がけたいこととして次のようなことが挙げられます。
・運行が遅延しているときでも焦らず慌てず冷静に運転する
・一時停止場所では必ず時速ゼロで完全停止し安全確認を行う
・睡眠時間は最低6時間以上確保し出勤する
・ミラーとバックモニターで確認するだけでなく降りて目視する
・右回りで何かないか確認した上で乗車する
・隣の車と並走しないようにする
特に注意することは、
・車間距離
・スピード
・左折のとき
といえます。
フットブレーキを踏まなくても減速可能な車間距離とスピードを維持し、たとえ急ぐときでも対向車など待っているときには積極的に譲るようにしましょう。
また、前車との車間距離は多めにとるようにし、左折の際には歩行者・自転車・バイクなど巻き込むことのないように、最徐行または一旦停止で十分に注意することが必要です。
運送ドライバーは運転のプロと考えれば、ドライバー以外の周囲の車を運転している方は全員素人と考え、ミラーやメーターを確認常に確認するといった心がけも必要となるでしょう。