あおり運転後に強制的に車を停止させられ、暴行を受けるといった事件が発生してから、ドライブレコーダーが飛ぶように売れ、あおり運転の取り締まりを強化し、新たにあおり運転罪を新設するといった厳罰化も検討されるようになりました。
物流・運送業でも、ドライバーの走行中のトラブルには十分に注意が必要ですし、あおり運転の被害者にも加害者にもならないようにすることが求められます。
実際、全国各地に荷物を輸送するトラックドライバーは、危険運転や危険行為を行う悪質なドライバートラブルに巻き込まれるケースは少なくなく、トラックを停止させられて暴行を受けるといった事例もあります。
トラックを停止させようと進路を妨害されたり、前方にまわりこみ急ブレーキで追突させようとしたり、走行中のトラブルは少なくないのです。
危険を感じた場合には、たとえあおり運転などでも進路を譲るか、パーキングに避難するといったことを行うことが必要となるでしょう。
仮に鋼材を輸送するトレーラーなどがあおり運転などに遭うと、一歩間違えば大変な事故になってしまいます。
積載する荷物も20トンを超えるため、万一、落下すれば大惨事につながってしまいます。無理な割り込みなどには十分に注意することが必要ですし、乗用車がトレーラーの低速走行に苛立ち、腹を立てて急に割り込みを行うこともめずらしくないはずです。
それにより荷物が数センチずれただけでも危険ですし、積み荷の鋼材が滑り落ちたら他の車に落下してしまいます。
近くの信号機ではなくさらにその先の信号機を確認し、急なブレーキや停止を行わなくてもよいような運転を心掛けることが求められるのです。
十分な車間距離を確保し、反対にあおる加害者にならないように指導を行うことも必要となるでしょう。
ドライバー自身があおり運転や蛇行運転などを行わないように、しっかり教育を行うとともに、ドライブレコーダーを設置することも必要になるかもしれません。
一般の方よりも長く運転することになるトラックドライバーだからこそ、いろいろなトラブルに遭遇することになるでしょうが、荷物を目的地まで無事配送することが任務なので余計なトラブルに巻き込まれないように走行中は常に注意することが必要なのです。