運送物流業情報ラボTransportation Logistics Information Lab

物流業界で知っておきたい輸入に関する知識

2020.02.16
分類:その他

外国から輸入するとき、貨物が到着して引き取るまでにはどのような手続きが必要となるのでしょう。

船舶と航空機、どちらを使って輸入する場合でも、船が到着した後にはまず貨物を保税地域に搬入することとなり、輸入(納税)申告を行って必要であれば税関の審査や検査を受けることになります。

その後、税関から輸入許可書が交付され、取得してから貨物を国内に引き取ることが可能になるという流れです。

海上貨物と航空貨物のどちらを経由するかにより、詳しい手続きは異なりますのでその内容を把握しておくようにしましょう。

海上貨物の場合

船が到着すると、船会社から到着の通知がされる、または輸出者から事前に船積通知が届きます。それにより、輸入者は海貨や通関業者を決め、荷受けや通関手続きを行う(代行を依頼する)という流れです。

通関業者は税関に輸入(納税)申告書と必要書類を提出して輸入申告を行うことになります。

必要に応じて税関審査や検査を受けることとなり、関税と消費税を納めることになります。

税関長から輸入許可書が交付され、取得した後で輸入貨物を国内貨物として引き取ることになります。

輸入手続きに必要な日数

一般貨物が日本に到着して輸入許可されるまでの輸入手続き全体に必要な平均所要時間は2.5日(59.5時間)となっています。

申告から許可までの通関所要時間は2.4時間で、通常は当日に許可を得ることが可能ですが、夕方に申告した場合には翌日に許可が下りることとなります。

予備審査制を利用すれば1.8日(43.0時間)、 特例貨物で1.4日(34.6時間)です。

 

航空貨物の場合

通関手続きは海上貨物とほとんど同じですが、生花や鮮魚、薬品など納期を急ぐ貨物が多いため、手続きは海上貨物より迅速に行われることになります。

航空機が到着すると、貨物はコンテナのままで貨物ターミナルに搬入されることになり、直ちに取り出されて仕分け点検後、輸入者に電話による到着通知が出されます。

到着通知の連絡が入ったとき、輸入者は起用する航空貨物取扱業者を電話で伝え、同時に航空貨物取扱業者に通関手続きを委託することになります。

必要に応じて税関審査や検査を受け、輸入許可書を得て貨物の国内引き取りを行うという流れです。

輸入手続きに必要な日数

一般貨物の航空機の到着から輸入許可までの輸入手続き全体に要する平均所要日数は0.5日(12.8時間)です(財務省関税局)。

申告から許可までは0.3時間、到着から許可までは予備審査制を利用すれば0.3日(6.5時間)、到着即時輸入制度を利用すれば0.1日(1.8時間)、特例貨物だと1.0日(23.4時間)が目安です。