運送業界の中でも、大企業と呼ばれる会社はいろいろあります。
その中でも、トラックを使って荷物を運ぶ大企業は、一般の方にもなじみのある会社ばかりです。
そこで、運送業界の大企業を3社、それぞれの魅力も併せて紹介します。
大正時代に設立された大和運輸株式会社が前身の会社であり、宅配便シェアナンバーワンである「クロネコヤマトの宅急便」でおなじみの「ヤマト運輸」を傘下に持つのが「ヤマトホールディングス」です。
運送事業を中心に、フィナンシャルやe-ビジネスなどの事業も行っています。
ヤマトホールディングスに次ぐ国内シェア2位の大企業が「SGホールディングス」です。
佐川急便株式会社を前身とする純粋持株会社で、特殊輸送など様々なニーズに対応するサービスを展開しています。
ロジティクス・デリバリー・不動産・SGモータース・SGシステムなど手掛ける事業も多岐に渡ります。
日本の運送業界最大手であり、総合物流事業者を代表する大企業が「日本通運」です。
モノを運ぶことで人・企業・地域を繋ぎ、それによる社会発展を目指すことが理念であることが魅力ともいえます。
日本通運は、明治時代に蒸気船による水運事業を行っていました。
日中戦争の際、戦時経済統制の一貫でトラックによる貨物列車の集荷・配達業務を担当する通運業者を統合し、国営企業となった経緯もあります。
戦後に民間企業として再びスタートしましたが、旧日本国有鉄道の流れが今も残る会社であることが特徴です。
輸送関連全般を扱っており、陸路以外にも海路・空路に対応する範囲の広さも魅力といえます。
西濃運輸グループの持株会社が「セイノーホールディングス」です。
「カンガルー便」で知名度が高く、昭和5年に創業された田口自動車を前身とした大企業であり、経済の充実・プライドを持てる仕事・明るい未来という3つの柱として掲げていることが特徴といえます。
貨物自動車運送事業や貨物利用運送事業をメインとし、西濃運輸株式会社だけでなく北海道西濃運輸株式会社などの会社も保有しているグループ企業です。
自動車販売や関連事業などに関連する会社もグループ内に保有するなど、事業の範囲が広いことも特徴といえます。