運送業にドライバーとして就職したいけれど、最終学歴が気になって一歩を踏み出すことができない方もいることでしょう。
ただ、もともと運送業界は学歴や年齢を問わず働くことができる業界であり、必要とされるのは運転免許です。
どれほど最終学歴が高くても、運転免許のない方や、普通乗用車でなければ運転できなければ働くことはできません。
そこで、運送業には本当に最終学歴は関係ないのか、必要とされるスキルや資格について簡単に解説していきます。
運送業のトラックドライバーとして働くときに、求められることは体力です。
長時間運転することに加え、荷物の積み降ろしや運搬など、体力がなければできません。
たとえ最終学歴が中卒だとしても、運動部の経験がある方やもともと身体を動かすことが好きな方であれば、体力が十分ありイキイキと働くことができます。
反対に最終学歴が大卒であっても、運動経験が少ない方や、体力に自信がない方の場合には続かない可能性もあります。
ただ、フォークリフトやカゴ車を使った積み降ろしを行う仕事や、重機により積み込みしてもらえるダンプなどの仕事であれば、対応できる場合もあるといえるでしょう。
運送業のドライバーに求められることは、学歴ではなく仕事に対する姿勢です。
まじめに仕事に取組み、誠実に業務をこなすことができる方であれば、たとえ最終学歴が中卒で未経験者だとしても、採用したいと考える運送業者は少なくありません。
たとえば学生時代は不登校であまり学校に行っていなかった方でも、仕事にまじめに取り組みしっかり働くことができるのなら、歓迎されるケースはめずらしくないといえます。
真剣に仕事をしたいという思いや、自分の力で稼ぎたいという気持ちがある方なら、採用される可能性は十分にあります。
実際、中卒の方は仕事の選択肢も少ないため、一度運送業で働きだした後はすぐに辞めてしまうことも少ないようです。
転職希望の際にも、スキルアップを目指すといった理由が多く、仕事に対する姿勢を認められれば高卒や大卒の方に負けることなく活躍できるといえるでしょう。
運送業で中卒者が働くときには、トラックドライバーとして求められる運転免許は取得しなければなりません。
普通免許のみの取得では選択の幅も限定されるため、準中型以上の免許を取得したほうがよいでしょう。
早ければ19歳であれば大型免許を取得できるため、その後はフォークリフト免許の取得も検討しつつ、スキルアップを目指すことをおすすめします。