梱包とは、発送する商品や製品を、緩衝材とダンボール箱で頑丈に包むことです。
物流・運送のいて欠かせない作業であり、包むときに使用する容器の素材や形態などにより、様々な種類に分けることができます。
梱包資材にどのような素材や形態を選ぶべきか、様々なことを考慮しながら選択することが大切です。
そこで、梱包とはどのような作業なのか、素材や形態により異なる種類や方法について簡単に紹介していきます。
梱包は、容器の素材や形態などでいろいろな種類に分けることができます。
素材で分類した梱包は以下の3つです。
・木製梱包(内容品質量が1.5t以下の貨物の梱包に用いる形式で、密閉板張り・密閉合板張り・すかし板張りの3種類がある)
・スチール梱包(木製梱包より容積を小さくすることができる反面、微調整が難しい特徴がある梱包で、製造コストは木製よりも割高である)
・ダンボール梱包(段ボール箱で梱包する最も多く使われている梱包方法であり、様々な使い方が可能である反面、水濡れに弱く長時間積重ねたままでは変形することがある)
形状による梱包の種類は、以下の4つになります。
・密閉箱梱包(梱包する製品を木材や合板で多い、中身が見えないようにして梱包する方法)
・透かし梱包(梱包した後も貨物が見えるような木枠で梱包する方法で、クレート梱包と呼ばれることもある。使用する木材を最小限に抑えることができ、工作機械・機械設備などの重量物の梱包にく用いる)
・スキッド梱包(腰下に製品を固定した梱包方法で、梱包費の低減させることができる反面、複数の製品を同梱しにくいことが特徴)
・パレット梱包(パレットにダンボールなどで個装した貨物を積み付ける梱包方法であり、比較的安く製造はできるものの、輸出用では熱処理が必要になることがある)
また、製品保護に関する梱包の種類には以下の2つがあります。
・バリア梱包(機械をバリアで覆って空気を抜き、真空状態にして梱包する方法であり、輸送中製品に錆を発生させないための内装として使用される)
・緩衝包装(商品や品物を衝撃から守るため使用する緩衝材を使った梱包で、振動に弱い製品などが輸送中に発生する振動などの衝撃を受けないための方法であり、緩衝材として気泡シート・発泡スチロール・発泡シート・片面ダンボールなどを使用する)
どちらも梱包容器と組み合わせて行うことが特徴です。