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物流業界が注目したい衝動買いの減少とは?人々の購買意欲は低下している?

2020.07.02
分類:その他

インターネットショッピングを楽しむ方の中には、ネット上で商品に興味を持ち衝動買いしてしまう方もいれば、実店舗の商品とネット上の大型モールとの商品価格を比較しやすければ買うといったスタイルの方もいます。

しかし新型コロナウイルスの影響によって、購買意欲を失った消費者は衝動買いを行わなくなったといえるでしょう。

直接商品を目にする機会を失った

季節によって新商品が登場し、ついその魅力にひかれ衝動買いしてしまった経験のある方もいることでしょう。

シーズンに合った流行の服や新製品として登場した家電製品など、目に触れれば購入してしまうものはたくさんあるはずです。

しかし新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐための外出自粛などで行動に制限がかかり、店舗で商品を見る機会は減りました。

 

購入する理由がない

毎年12月のホリデーシーズンの後、1月のセールで衣料品や家庭用品などは大幅に値下げされることになります。しかし2020年になって流行した新型コロナウイルスにより、人が多く集まる場所は避けるようになりました。

バカンスや本格的な春の準備に向け買い物を楽み、予定されている引っ越しに向けて家具や家電製品などを購入したりなど、本来であれば購買意欲が高まる時期に自宅で過ごすこととなってしまったのです。

さらに学校の卒業や新入学に向けて、卒業式や入学式の洋服の準備なども本来なら行うはずが中止される学校も続出することとなりました。

 

購入するものは必需品ばかり

買い物は気分を上げてくれるものですが、そのほとんどが通行止めとなり購買意欲を失ってしまう結果となったのです。

必需品以上に必要性を感じるものがなくなり、感染を防ぐためのマスクや消毒などの衛生用品に注目が集まるようになりました。

新しい洋服やバッグを購入しても着ていく場所がなく、化粧品など新製品を購入してもマスクで顔を覆われることとなれば、買い物をしても意味がないと感じてしまったのでしょう。

 

ニーズにこたえることができなくなったことも理由?

その反面、必需品をインターネットのECサイトで購入する人は増え、宅配業界はかなり忙しい状態となりました。

ただ、注文をして数日以内に商品を受け取れて当たり前という状況が作り上げられていたため、ニーズの高まりと人手不足でその要求こたえることは難しくなっています。

インターネット上で買い物利用されるのも多くは生活必需品であり、衝動買いなどが減少しているのもこのようなニーズにこたえることができなくなっている状況が影響しているのかもしれません。