顧客から物流倉庫会社へサービス提供の依頼があったときには、まずどのくらいの料金が発生するのか見積もりを出して提案することになります。
その際、顧客はどのくらいの費用がかかるのか金額の相場が気になるところでしょうが、実際どのような費用が見積もりの中に含まれるのでしょう。
そこで、物流倉庫会社が提案する見積もりで記載される項目とそれぞれの内容をご説明します。
まずは固定費として、倉庫管理システム使用料といもいえる基本料金が発生することが多いといえるでしょう。
物流倉庫会社では、一般的な販売管理ソフトを使って行う在庫管理とは違って、モノの流れ・入荷・格納・ピッキングなどを行うにあたって必要な情報を収集・出力することが必要です。
高い機能を備えた倉庫管理システムは、けっして安い費用で利用することはできないからこそ、物流倉庫会社に外注してもらうことにメリットがあるといえるでしょう。
相場としては倉庫管理会社によって異なりますが数万円前後であることが多いようです。
どのくらいのスペースを利用するかによって異なる部分が倉庫の保管料で、都市圏よりは地方の方が費用を抑えることは可能です。
棚やパレットなど、どちらの単位で利用するかによっても異なります。
他にも電気代なども関係するため、中でも温度管理を必要とする場合には別途費用が発生します。
固定費ではなく変動費として挙げられる費用は、入庫費用・梱包費用・発送費用などです。
仕入れたモノを倉庫に搬入する際の荷受料が入庫費用で、入居形態によって単価が設定されることが多く、コンテナ・宅配便・PLなどいずれかによって発生料金も異なります。
それに加え、検品作業の内容などでは別途費用が発生することが多いといえるでしょう。
管理上、必要となるバーコードなどが貼付されていない場合には、対応費用も別途発生するなどかかる作業の複雑さなどでも違ってきます。
入庫された荷物をピッキングし、ダンボールなどの資材へ梱包し発送業者に引き渡すために必要な作業にかかる費用です。
納品書や送り状など伝票を発行するための費用などは含まれることが多いですが、のしやラッピングなど梱包部分については別途料金が発生することが多いといえるでしょう。
荷物を最終的な目的地へと運ぶための費用であり、エンドユーザーに届ける宅配業者に支払う料金といえる部分です。