物流業界では、保管場所で発生する経費や輸送コストを軽減させるため、新たなパレットとしてスリップシートが活用されることもあります。
使い捨てできる処分も簡単という特徴のあるパレットですが、具体的に物流現場で活用することにより、どのようなメリットがあるのかご説明します。
スリップシートは、保管場所や輸送にかかる経費を大幅に削減させることが可能なパレットで、木製パレットよりも本体価格も安いことが特徴です。
扱いも比較的簡単であり、保存に於いてもかさばることがなく場所を取ることがありません。
木製パレットでは心配になってしまう釘の飛び出しやささくれもないため、作業中にケガをしてしまうリスクも大幅に減らすことができます。
さらに紙製なので、燻蒸の必要がなく害虫などの被害も避けることができます。木製パレットではねずみの糞や他国のカブトムシなどの卵などが混入する不安がありますが、スリップシートは燻蒸の必要もありませんし害虫被害を心配する必要はありません。
リサイクルが可能という点も魅力として挙げられるでしょう。使い捨てであるため返送管理の人員を削減できることもメリットです。
まさにトラック・コンテナ・倉庫で保存・輸送を効率化させるための、新たな時代のパレットといえます。
コストダウンや保存・輸送の効率化・リサイクル可能・安全性の高さなど様々な魅力があるパレットがスリップシートです。
通常のパレットの厚みは150mm程度ですが、スリップシートは3~5mm程度という薄さで軽量です。
多く段積みすることができ、たくさんの製品を保管することができます。さらに寸法や形状、機能性などカスタマイズできるため、必要な時に不足していたり破損率が高いと感じたりといった悩みも解決できます。
いつも新品のものを使うことができるため、衛生的で洗浄や検品も必要ないということもメリットとなるでしょう。
スリップシート50~80枚分が木製パレット分のスペースにあたるため、何千もの木製パレットを使う必要はなく、保管スペースをこれまでの1/50~1/80までに抑えることができます。
さらに木製パレット1枚は約30kgありますが、スリップシートは1kg程度という軽量仕様のため、女性でも簡単に運ぶことが可能です。
木製パレットよりも約10%、余分に積み込むことができ業務を効率化させることができます。