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荷主と運送会社を仲介する便利なサイトとは?

2021.05.14
分類:その他

荷主は運送に係るコストをできるだけ削減したいと考えているものですが、たとえば新規で事業を始めたときに大量に荷物を運ぶ際、従来まで依頼していた運送会社だけでは心許ないと感じれば他の運送会社も探すことになります。

そのような場合、悩みを抱えている荷主と運送会社を仲介する便利なサービスが活用されるケースが増えてきました。

荷物配送を大手運送会社に依頼しない理由

荷主が荷物配送を依頼するとき、コストを削減するには真っ先に大手運送会社を頼ろうとせず、中小の運送会社から選ぼうとします。

大手運送会社に依頼しても、実際に荷物を運ぶのは協力会社となっている中小の運送会社というケースも少なくないため、その場合には仲介手数料分余計な費用を請求されることになります。

そこで、大手運送会社から仕事を請け負っている中小の運送会社に直接配送を依頼すれば、仲介手数料分コストをカットできると考えるのでしょう。

 

荷主と運送会社を仲介するサービスの種類

近年ではインターネット普及に合わせて、荷主と運送会社をマッチングするサイトなども多く利用されています。

複数の運送会社を集め、荷主と運送会社それぞれの情報を提供し、どの運送会社に依頼するか荷主に選んでもらう仕組みです。

代表的な運送マッチングサイトとして、主に次のようなサイトが挙げられます。

ピックゴー

荷主が個人・法人に関係なく利用可能である求荷求車システムであり、スポット便配送に強いことが特徴です。

インターネット上で配送依頼をすると、その近隣のドライバーに対し通知が一斉に届けられるため、急いで荷物を配送したい荷主のニーズに対応可能です。

ハコベル

手数料が低めに設定されている求荷求車システムで、経験豊富なドライバーが多く登録していることが特徴です。

様々な荷物を取り扱ってきた実績もあるため、荷主の要望が伝わりやすいことがメリットといえます。

ドラマッチ

荷主と運送会社をダイレクトにつなぐので、仕事の調整や下請けにかかる時間、人材コストなどを短縮・削減できます。

荷主は適正な価格とサービスを受けることができ、運送会社も仲介業者に高い仲介手数料を支払うことなく依頼を請け負うことができることがメリットです。

キャリーオン

時期によって運賃が変動せず、距離制運賃表で運用されていることが特徴です。取引実績がない場合でも、運送依頼ができることが荷主のメリットといえるでしょう。