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もしも交通事故で加害者になったら相手にどう対応する?

2016.09.23
分類:その他

車は生活の中で必需品となっていることが多く、いつどこで交通事故の当事者になるかは分かりません。自分がいくら注意していたとしても交通事故に巻き込まれないとも言い切れませんし、事故の被害者になるだけでなく時には加害者の立場になることも考えられます。その際には初期の対応がとても重要になりますので、いざという時に慌てなくて良いように予備知識を入れておきましょう。

 

 

交通事故の加害者となった時の対応

まずは交通事故による負傷者を救護することが一番ですので、警察への届出よりも先に人命救助を優先させます。警察に届出を行ったら、事故現場の状況を確認して相手方の連絡先を確認します。また、自分が加入している保険の損害保険会社へ事故報告を行うことも忘れないようにしましょう。被害を受けた人に対して、お見舞いとお詫びと誠意を持って行うことも大切です。

人命救助と二次被害の防止を

交通事故は人身事故と物損事故に分けられますが、人身事故ならまずは負傷者の救護と119番への連絡です。道路交通法でも人命救助が最優先と定められていますので、警察や保険会社への連絡は二の次だということです。次に二次災害を防止するために他の車両の交通の妨げにならない場所へ車を移動させましょう。車を動かる状況でないという場合には、ハザードランプを点滅させたり停止表示機材を設置(もしくは発炎筒の使用)などで後続車に事故車両があることを知らせるようにしましょう。特に高速道路内は注意が必要です。

警察への届出も忘れずに

物損事故でも基本的には警察への届けが必要ですが、人身事故の場合には特に忘れないようにしましょう。自分も相手もケガがなく少し車同士がぶつかっただけの事故の場合など、その場で当事同士が示談を済ませたという話しも耳にしますが後々揉めることになると大変です。事故時点では自分が加害者側だと思っていても、後で冷静になってみたら立場が逆だったという場合もあります。自分が加害者でも被害者でも警察への届出は早めに行うようにしましょう。

損害保険会社へ事故の報告をする

交通事故が発生したら加入している損害保険会社に連絡をして事故報告を行いましょう。これは人身事故で加害者の立場になった時だけではなく、軽微な物損事故で自動車保険を使わない場合も報告するようにしましょう。保険会社に事故報告をしたから翌年の保険料が高くなるというわけではありません。

被害者のところへお見舞いとお詫びに伺うこと

人身事故になると被害者に対してお見舞いとお詫びに伺うようにしましょう。損害保険会社は交通事故の示談交渉、事故処理のサポートはしてくれますが、事故の当事者同士が示談を決定することになります。加害者が一度も見舞いに来ないのは被害者側にとって反省していない、悪いと思っていないと映るかもしれません。